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12-05(土)

「うつくしい人」 西加奈子


他人の苛立ちに怯え、細心の注意を払いながら重ねていた日々を自らぶちこわしにした百合。会社を辞め、「ただの旅行」で訪れた島のリゾートホテルのバーにいたのは、冴えないがゆえに百合を安心させるバーテンダー坂崎と、暇を持て余す金髪のドイツ人、マティアスだった。非日常な離島のリゾートホテルで出会った三人を動かす、圧倒的な日常の奇跡。


<感想> ★★★★☆

『しずく』の感想で、西加奈子さんの作品傾向をポップス系人情モノと

書きましたが、この作品ちょっと尖がっているように感じました。 特

に前半。ちょっと自意識過剰な独身OLの描きっぷりがナマナマしいと

いうか毒々しいんですよね・・。 


ちょっと病んでいるヒロインが旅に出て、再生するという筋立てはあり

ふれていて、読者は病んでいるヒロインに自分の一部を重ね合わせ

る読み方をします。 当然ながら作家は、より多くの読者が感情移入

しやすいように、病んでいる部分をあえて曖昧に描くという手法をとり

ます。 それが、あ~なんとなくわかる・・というやつです。 


ところが、この作品はこれは私だと思わせてしまう手法が取られて

いるように感じます。 感情移入の出来る読者の輪は狭められます

が、その輪の中にいる読者は容赦のないストレートパンチを浴びるこ

とになります。 私など、先日のタイトル戦を終えた直後の内藤大助

選手のような状態にされてしまいました。


だからこそ、後半に登場する冴えないバーテンダーとマザコン気味の

外国人の存在が生きてくるわけですが、耐えられなくて放り投げてし

まうと、なんかさぁ~西加奈子ってムカつくんだよね、もう読まないから

ぁ・・ そこんとこ夜露死苦。(意味不明)
なんて事態に発展します。


読み始めたら、ちょっと居心地が悪いなぁ~と感じても最後まで頑張っ

て読み進めてください。 引き篭もっているお姉ちゃんとのエピソード

でも素直に泣けると思うので・・。 

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