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11-14(土)

「ロック母」  角田光代


この短編集には、1992年から2006年までに書いた小説がおさめられている。これほど時間差のある小説をまとめて本にするのは、私にははじめてのことで、あっちをうろつき、引き返し、さらに迷い、今度はこっちをうろうろするような、頼りなげな足跡が、おもしろいほどくっきりと浮かび上がっているのではないか。……私はこの、迷える足跡をこそ、1冊の本にまとめたかったのだ。--<あとがきより>


<感想> ★★★★☆

本書はタイトルが奇抜ですが、装丁はもっと奇抜です。 表紙はもちろん側

面まで黒く塗られています。 黒いトイレットペーパーなるものが一時期、話

題になりましたが、そんな感じで書店でも異彩を放っています。 装丁に、

ホントに読みたい奴だけが覚悟して読め!

文句言わせねから!!

そこんとこヨロシク!!!


的な意味合いが含まれているような気がします。


さて、本書は92年初めて芥川賞候補になった作品から、直木賞を受賞し

てベストセラー作家となった06年までの作品が収められています。 いず

れも覚悟して読め!!の黒角田作品ばかりです。 

私自身『対岸の彼女』で、角田さんの存在を知った新参者なので、大きな

ことは言えませんが、それ以前の作家角田光代と、現在のベストセラー作

角田光代はある程度の乖離が見られるように思います。 あとがきで本

書の意味合いについて頼りなげな足跡と書かれていますが、私はその乖

離を修正するための作品集なのではないかと思います。


個人的には、瑞々しさの際立つ『ゆうべの神様』。 思いっきり黒角田の『父

のボール』
あたりが好きですが、『カノジョ』ダフネ・デュ・モーリア『レベッ

カ』
を思わせる巧さがありました。

角田光代ファン、強いて言うなら黒角田ファンに強くおススメします。

 


↑まだ売ってるんですね・・・
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Comment


 

Re:「ロック母」  角田光代(11/14)

こんにちはー☆
ロックな母が主人公の話かと思ってました!! 違った!!
でもレビューの黒太字の所がロックぽい気もしますねぇ…
特に黒角田ファンというわけではないんですが、
頼りなげな足跡には興味あるかもです。

そして黒いトイレットペーパーはちょっとどうだろうと思いますが、(笑
本屋さんに小説書いてあるトイレットペーパー売ってるじゃないですか。
アレちょっと欲しくても、なんか…持ってレジに行けません。笑

 

まる811さん

こんにちはぁ~♪

>こんにちはー☆
>ロックな母が主人公の話かと思ってました!! 違った!!
>でもレビューの黒太字の所がロックぽい気もしますねぇ…
>特に黒角田ファンというわけではないんですが、
>頼りなげな足跡には興味あるかもです。

表題作は大音響でロックを聴きながら暮らすお母さんを娘の立場から描いた作品です。 そんな母親チョット怖いですよね・・・

このころの角田光代さんは純文学にこだわっていたようです。 そんな姿勢が70歳を過ぎてロケンロールしている内田裕也さんっぽくて好きです。 ちなみに裕也さんの最新刊は「俺は最低な奴さ」です。(笑)

>そして黒いトイレットペーパーはちょっとどうだろうと思いますが、(笑
>本屋さんに小説書いてあるトイレットペーパー売ってるじゃないですか。
>アレちょっと欲しくても、なんか…持ってレジに行けません。笑

いつもトイレットペーパーはマツキヨで買っているので、そんな驚愕の事実があったとは知りませんでした。今度本屋さんでチェックしてみます。

 
 
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