プロフィール

きたあかり

Author:きたあかり
文芸書中心の読書日記です。
読書傾向はフリーエリアの円グラフを見てください。 サイトのご案内

フリーエリア
ひとこと掲示板
FC2カウンター
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

-----(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
10-17(土)

「バスジャック」 三崎亜紀


今、「バスジャック」がブームである―。バスジャックが娯楽として認知されて、様式美を備えるようになった不条理な社会を描く表題作。回覧板で知らされた謎の設備「二階扉」を設置しようと奮闘する男を描く「二階扉をつけてください」、大切な存在との別れを抒情豊かに描く「送りの夏」など、著者の才能を証明する七つの物語。



<感想> ★★★★★

小説を評する際に珠玉の・・などという言葉が使われますが、本書はまさ

にそのお手本のような作品集です。


さて、三崎亜紀さんの作品を全部読んでいないのではっきり言えませんが

シュールな作品が多いように思えます。 デビュー作の『となり町戦争』

読んだときに文体が村上春樹さんに似ているなぁ~という印象でしたが、

私は最も大切な人物を忘れていました。 星新一です。 最近では間瀬元

さんの『イキガミ』との関係が云々などと話題になりましたが、私たちの

世代では圧倒的な存在感のあった作家で「世にも奇妙な物語」というテレ

ビシリーズも初期の頃は彼の作品を数多く映像化していました。 


7作中6作まではそんな星新一ティストを味わうことが出来ます。 最後の

中編もシュールといえばシュールですが、ウルウル系な仕上がりになって

ています。 断片的な部分を繋ぎ合わせると小川洋子さんの作風に近いか

なぁ~とも思います。 


ここまで4人の作家の名前を出しましたが、それでは三崎亜紀さんのオリ

ジナリティーがないのか?と問われれば否です。 4人の作家との最大の

違いは着地点がしっかり確保されているという点です。 読者を異界に放

り投げたままで終わるというスタイルは余韻を残すものの若干の消化不良

を起こしがちです。 もちろん好みによるわけですが、この作品集の結末

はあらゆる読者の溜飲をさげるようなカタチになっています。 


個人的には『送りの夏』『動物園』が秀逸だと感じましたが、一作目の『二

階扉をつけてください』
もインパクトがありました。 


ところで、あなた回覧板はちゃんと読んでますか?
関連記事
スポンサーサイト
 

Trackback

URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 

Comment


 

Re:「バスジャック」 三崎亜紀(10/17)

村上春樹、星新一、間瀬元朗さんは知らないけれど、小川洋子にも似た感じ。
ウルウル系の仕上がりに、着地点しっかり・・・
とくれば、読まないわけにはいきません。
図書館の蔵書で検索してみたら、ラッキーなことに今あるみたい。
じゃ、行ってきまーす!

 

Re:「バスジャック」 三崎亜紀(10/17)

って、行きかけたけど、今日は月曜日でした!

 

ぱぐら2さん

こんにちはぁ~♪

>って、行きかけたけど、今日は月曜日でした!

感想お書きになっているようですね!!
さっそくお邪魔します♪

 
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。