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10-10(土)

「女中譚」 中島京子




昭和初期を舞台にした、仰天“女中小説”連作。

【目次】ヒモの手紙/すみの話/文士のはなし




<感想> ★★★★☆

本書は中島京子さんの最新刊です。

中島京子さんと言えば田山花袋の『蒲団』トリビュートした『FUTON』

代表作です。 本書はその第三弾で林芙美子『女中の手紙』吉屋信子

『たまの話』。  永井荷風『女中の話』
。 この三作を秋葉原のメイドカフェ

に通うおばあさんの回想というフィルターを通して連作に仕上げています。 


さて、基になった作品をひとつも読んでないのでたしかなことはいえません

が、林芙美子『女中の手紙』をトリビュートした『ヒモの手紙』THAT'S林

芙美子
(笑)という内容で、各々代表作ではないものの作家の個性を色濃

く反映した作品をチョイスして、それほど手は加えていないのではないか?

という印象を受けました。


近代文学や通俗小説を検証するなどという堅い考えではなく、自立を目指

していた女性が当時どのような生き方をしていたのか?的な読み方の出来

る作品です。


吉屋信子の作品はたびたび昼ドラ化されているもののその名前を知る人は

それほど多くないと思います。 林芙美子に関してもいまだに文庫が残って

いるのはひとえに森光子さんの功績によるものが大きいと思います。 どち

らにしても消滅危惧作家なので、ちょっと興味があるという方は本書をきっか

けにしてみるのもいいかもしれません。
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