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10-03(土)

「浮世でランチ」  山崎ナオコーラ



明日の私は、誰とごはんを食べるの?人が人と関わる意味って、何?25歳の私が“世界”に触れる、一瞬の奇跡。『人のセックスを笑うな』の著者が贈る文藝賞受賞第一作。




<感想> ★★★★☆

山崎ナオコーラさんは、いい意味でもそうでない意味でも純文学の作家です。 

ストーリーを追うのではなく文章や作品に漂う雰囲気を味わう。 あっさりした

文章に、ちょっととぼけた語り口が個人的にはツボですが、あっさりし過ぎて

いてストーリーに起伏がないという感想もよく目にします。


さて、それを踏まえるなら本書は「ちょっとちがうな」という印象をもちました。 

主人公は若いOLで、常に他人との距離感を気にしています。 同僚と行くラ

ンチより一人のランチを選択する主人公。 そんな主人公の今と中学時代を

並行して描いていくわけですが、中学時代の主人公を描く筆が普段のナオコ

ーラさんらしくありません。 キャラクター斬りこんで行くというスタイルです。 


角田光代さんが最も得意としている描き方ですが、突き放す角田さんと比較

するならナオコーラさんは反発しながらも共感できるところを探すという描き

方です。 「あんたのそういうトコあんまり好きじゃないけど、なんとなく判

るよ」
という視点は読んでいて優しい気持ちになることが出来ます。


ランチはいつも一人という方はもちろんですが、ホントは職場の人間の悪口や

噂話をしながら同僚とするランチは苦痛なんだよね・・・と感じている方に

おススメです。
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