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08-15(土)

「君が降る日」 島本理生



恋人・降一を事故で亡くした志保。彼の母親が営む店を手伝う彼女の前に現れたのは、その事故の原因をつくった五十嵐だった。彼の存在を受け入れられない志保だったが、同じ悲しみを抱える者同士、少しずつ二人の距離が近づいていく…。「君が降る日」他、二編収録。



<感想> ★★★★☆

本書は島本理生さんの最新刊です。

中編の表題作と短編が二作収められています。


まずは表題作。 交通事故で恋人を失った主人公と、恋人の友人で事故

の原因となった男性とのビミョーな関係が一人称で描かれています。 陰

のある恋愛は島本さんの得意とするパターンですが、本書でも各々の抱

える悲しみや虚無感をとても丁寧に描いています。 昨今の恋愛小説(事

情)と比較すると、やたらともどかしく感じるかもしれませんが、個人的に

はこのオーソドックススタイルがたまらなく好きです。  

(略)・・・永遠に月が沈まない夜の中にいればいいんじゃないか、

と一瞬、本気で考えた。
 

なんて箇所は読んでいてチビりそうになりました。(笑)


さて、三作読んでみて、王道ともいえる表題作が一番だと思いましたが、

あちこちで感想を拝見すると三作目の『野ばら』を支持する方が多いのに

気がつきました。 基本的に島本作品の読者は、ほとんどは女性で占め

られていると思います。  男性的な読み方とか女性的な読み方とかステ

レオタイプなことは言いたくありませんが、ちょいとヲヂさんには無理かも・・

などと思いつつ何回か読み直してみました。 

私たちは、あの雪の日から、別れると言えない関係を紡いでいたの

だと、初めて気付いた。 ただ一つの、好き、だけが欲しい思春期に

とって、それがどんなに棘だらけの野ばらだったのか、私は知らなか

った。


このあたりでしょうか?


せつなく、そして、もどかしい恋愛小説がお好きな方におススメしちゃいます。

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Comment


 

Re:「君が降る日」 島本理生(08/15)

こんばんは。感想、楽しみにしてました。
そうそう、島本さんの王道と言う感じが ファンにはたまりませんね。
しびれさせてくれますよね。

「野ばら」が一番人気だそうですが わたしも最初は「へ~っ、そうなんだ」
という印象でした。でも、一番映像に置き換えられやすいイメージを感じたので
ああ、こういう無意識に視覚にも訴えてきて残像を残す力恐るべし!
なんてことも思いました。

 

kayokorinさん

こんにちはぁ~♪

>こんばんは。感想、楽しみにしてました。
>そうそう、島本さんの王道と言う感じが ファンにはたまりませんね。
>しびれさせてくれますよね。

しびれちゃいましたか?私はチビりました(笑)
五十嵐クンですが、『ナラタージュ』の先生とキャラがかぶりませんでした?かなりビミョーな男ですよね。

>「野ばら」が一番人気だそうですが わたしも最初は「へ~っ、そうなんだ」
>という印象でした。でも、一番映像に置き換えられやすいイメージを感じたので
>ああ、こういう無意識に視覚にも訴えてきて残像を残す力恐るべし!
>なんてことも思いました。

ケイプコッドさんの感想を拝見して、再読したらストンと落ちました。 谷川俊太郎さんの詩の引用具合は巧みだと感じました。

 

Re:「君が降る日」 島本理生(08/15)

こんにちはー☆
あらすじだけ読むと、五十嵐、絶対会いたくないですね!!
でももどかしい恋愛小説は好きですねぇ~♪
早く文庫化してほしいもんです。

 

まる811さん

こんにちはぁ~♪

>こんにちはー☆
>あらすじだけ読むと、五十嵐、絶対会いたくないですね!!

う~ん。読んだらもっと会いたくなくなるかも。
『ナラタージュ』の先生もそうなんだけど、島本作品に出てくる男ってヘナチョコが多いんだよね・・とヘナチョコ男が言ってみたりする。(笑)

>でももどかしい恋愛小説は好きですねぇ~♪
>早く文庫化してほしいもんです。

その「もどかしさ」がオーソドックスな恋愛小説の肝じゃないかと思います。 版元が幻冬舎だから一年ぐらいで文庫になるような気がします。

 
 
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