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07-25(土)

「金魚生活」 楊逸


中国の東北部、とあるレストランに勤める林玉玲は、店長から金魚の世話を頼まれる。あるとき、日本に嫁いだ娘の出産のため来日した玉玲は、日本人との再婚を勧められて…。日本と中国、異なる文化の狭間で、玉玲の心は言葉を超える。衝撃の芥川賞受賞から半年、日本と中国をめぐる新たなる感動の恋愛ストーリー。



<感想> ★★★★☆

本書は『時が滲む朝』で芥川賞を受賞した楊逸さんの最新刊です。

日本と関わりを持つ普通の中国人を描く。 デビュー時のスタイルは本

書でも貫き通されています。 当初は日本と中国の文化の違いのよう

なものが主要テーマになっていましたが、本書では主人公の未亡人女

性の心の揺れや戸惑いが丁寧に描かれています。 言い換えるなら母

国語が日本語ではない外国人が手がけた作品から、先入観を排除した

純粋な文芸作品へと変化を遂げているということです。 一作ごとに巧

くなっているなぁ~というのが私の個人的な感想です。


前半は中国国内、後半は娘夫婦が住む日本に舞台が移ります。 

中国人はちょっと打算的という印象がありますが、いくつかのエピソード

はそれを裏付けているように思います。 しかし、それが彼らの根本では

なく、彼らが日本で生きていくための手段のひとつに過ぎないのではない

か?と思わせるラストは秀逸です。


ご覧になってお分かりになる方もいらっしゃると思いますが、装丁の写真

は蜷川実花さんの作品です。 金魚の鮮やかな赤は、たびたび出てくる

さまざまな赤の象徴ではないかと思います。 そのあたりを踏まえて読

むとさらに楽しめます。

 
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Comment


 

パチパチパチパチ

読みたくなりました。
でも文庫じゃないと高くて買えません。
これはまだ文庫じゃないですよね・・・。

 

alisa1966さん

こんばんはぁ~♪

ご声援ありがとうございます(笑)

>読みたくなりました。
>でも文庫じゃないと高くて買えません。
>これはまだ文庫じゃないですよね・・・。

ほい!まだ文庫は出てないです。
でも、この人の作品読むなら芥川賞受賞作よりこっちをおススメしちゃいます。

 
 
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