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07-22(水)

「暴雪圏」  佐々木譲

最大瞬間風速32メートル。十勝平野が十年ぶりの超大型爆弾低気圧に覆われた日の午後、帯広近郊の小さな町・志茂別ではいくつかの悪意が蠢いていた。暴力団組長宅襲撃犯、不倫の清算を決意した人妻、冴えない人生の終着点で職場の金を持ち出すサラリーマン…。それぞれの事情を隠した逃亡者たちが辿りついたペンション・グリーンルーフで、恐怖の一夜の幕が開く。すべての交通が遮断された町に、警察官は川久保篤巡査部長のほかいない―。超弩級の警察小説。


<感想> ★★★★☆

本書は佐々木譲さんの北海道の駐在所警官を主人公にする川久保篤

巡査部長シリーズの二作目です。 駐在さんが主人公と言えばのほほ

んとした作品をイメージしがちですが硬派の警察小説です。 警察小説

と言えば派手な活躍をする刑事を主人公にした作品が多い中、著者は

直木賞候補にもなった『警官の血』でも現場の制服警官を主人公にして

います。 まぁ~カッコいい刑事も良いんだけど、現場で日々の仕事をス

トイックに淡々とこなす人間こそがホントはカッコいいんじゃないの? と

いう著者なりの発想の表れではないかと思います。


さて、本書の舞台は雪嵐が吹き荒れる春先の道東です。 全体の三分

の二をこの雪嵐の描写に費やしています。 それを踏まえるならこの

作品の主人公は猛烈な雪に閉ざされた町とその自然です。 

私は最高気温30度。 炎天下の車の中で読みましたが雪嵐に翻弄され

る登場人物の状況が手に取るように理解できました。 著者の文章力は

小説を読む醍醐味を充分に味合わせてくれます。

ただ、後半はもう少し盛り上げても良かったんじゃないかなぁ~と思いま

す。 まぁ~最後の一行を読むと著者の言いたいことはわかるんだけど・・・。





  

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