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07-12(日)

「心と響き合う読書案内」  小川洋子


人間が虫になることよりも、さらに不気味な不条理を描いている『変身』(カフカ)。言葉では書けないことを言葉で書いた『風の歌を聴け』(村上春樹)。「自分のために詠まれたのでは」と思える歌が必ずある『万葉集』…。小川洋子さんと一緒に、文学の喜びを分かち合いませんか?本書では未来に残したい文学遺産を52編紹介します。若い方にとっては最高の文学入門。「本の虫」を自認する方にとっては、新たな発見が必ずある作品論です。


<感想> ★★★★☆

本書はTOKYO FMで放送中の"Panasonic Melodious Library"の内容を書

籍化したものです。 リンク先の方の感想を拝見して手にとってみました。


さて、本書で取り上げているのは52の作品です。 作家が手がける読書

案内では、隠れた名作を発掘するタイプと、広く読まれている作品を作家

独自の視点で語るとタイプがありますが、本書は後者のパターンに当ては

まります。 


同時代の作家である川上弘美さんや村上春樹さんの作品ついて語ってい

るのも注目ですが、かつての文学少女が母という視点を持った後に再読し

た作品をどのように感じたか?というのもこの読書案内の魅力のひとつで

す。


私も子どもが生まれる前は、自分が死ぬことが一番怖い問題でした。 

子どもが小さい間も、「この子を残して死ねない。自分が死んだら誰

がこの子におっぱいをやるんだ」という気持ちでした。 

でも、だんだん子どもが大きくなると、「もう自分がいなくても大丈夫だ

な」「自分はいつ死んでもいいな」というふうに、死ぬのが怖くなくなる

のです。
『百万回生きた猫』(ほんとうに死ねるということは、幸せなこと)


引用した文章からでも想像がつくと思いますが、小川洋子さんの作品と向

き合う姿勢や語り口がとても真摯です。 上から目線の書評が主流とされ

る昨今、ちょっと新鮮な感じがしました。


ちょっと違う視点では、川端康成の『片腕』

やっぱ、こういうの好きなんだろうなぁ~などとほくそ笑んでしまいました。


ちなみに、放送を聴きながらこの日記を書きましたが、今日のゲストは

辺聖子
さん。 小川洋子さんのまったりした語り口と田辺聖子さんの関西

のおばちゃんトークが噛み合っていい味を出していました。
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Comment


 

Re:「心と響き合う読書案内」  小川洋子(07/12)

この番組たま~に何かの拍子に聞くことがありますね。
1回は、タイトルを忘れましたが犬の話。何だかとても胸に沁みました。もう1回は「老人と海」だったかな。本の内容だけでなく、ヘミングウェイの人生や、小川さんご自身の読書体験などを織り交ぜて、淡々と語られていて凄く面白かったですね。とにかく凄く読みたくなった。(でも読んでない。(爆))

この本も凄く気になります。でも読みたい本がまたたくさん増えそうな、罪作りな本ですね。

 

てんてん(^^)/さん

おはようございますぅ~♪

>この番組たま~に何かの拍子に聞くことがありますね。
>1回は、タイトルを忘れましたが犬の話。何だかとても胸に沁みました。もう1回は「老人と海」だったかな。本の内容だけでなく、ヘミングウェイの人生や、小川さんご自身の読書体験などを織り交ぜて、淡々と語られていて凄く面白かったですね。とにかく凄く読みたくなった。(でも読んでない。(爆))

プロのアシスタントがついているんだけど、小川さんなかなかのナビゲーター振りを発揮していますよね。
長続きしてもらいたいものです。

>この本も凄く気になります。でも読みたい本がまたたくさん増えそうな、罪作りな本ですね。

そんなにマニアックなチョイスではないのでお読みになった本も多いのではないかと思います。 

 
 
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