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06-18(木)

「タペストリーホワイト」 大崎善生



「明日もあなたは私を愛してくれているのでしょうか?」盗み見た姉の手紙に記された一文―宛名の男を求めて、妹は混沌へと足を踏み入れた。愛する者たちを奪い去っていった狂熱の季節を彩るキャロル・キングの調べ。脆く、澄み切った時間を描いた青春小説。



<感想> ★★★★☆

大崎善生さんの作品はいくつか読んできましたが、精神の危機的な状況

を的確に表現する作家さんという印象があります。 昨今、純文学のジャ

ンルではあっさり系が主流となりつつあるようですが、その対極にあります。 

読んでいると少々滅入ってしまいますが、ギリギリの状態で踏みとどまっ

ている人間の強さも同時に描かれているような気がします。


さて、本書の舞台は1970年台後半。 学生運動は衰退していたものの、そ

の熾火は確実に残っていた時代。 そんな時代に主人公は青春を迎えま

す。 おぉ~そんなごムタイな・・という展開が気になりましたが、「ベルマー

クを集めているように幸せな恋を」
は座布団三枚です。 単純に青春小

説として読むこともできますが、団塊の世代のツケを払わされた次の世代

の怨嗟のようなものを読み取ることもできます。 世代で物事を語るのは

ちょっと古い価値観かなぁ~とも思いますが、そのあたりに着目すると本

書を二倍楽しむことができます。


ちなみに、本書にはキャロル・キングの曲が度々出てきて、大きな役割を

与えられています。 章ごとのタイトルにも彼女の曲のタイトルが使われて

いるわけですが、最もメジャーな"So Far Away"は使われていません。 

このあたりはファンとしてのコダワリでしょうか?なんとなく気持ちはわか

ります。(笑)


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Comment


 

Re:「タペストリーホワイト」 大崎善生(06/18)

キャロル・キングは私も大好きです。
何だか聞きたくなってきました。


>「ベルマークを集めているように幸せな恋を」

というのは面白い表現ですね。何となく判るような気もして興味をそそられました。

 

てんてん(^^)/さん

こんばんはぁ~♪

>キャロル・キングは私も大好きです。
>何だか聞きたくなってきました。

キャロル・キングはバラードが多いので派手な曲こそないものの聴けば聴くほど味の出る楽曲が多いと思います。 そうそう!ノラ・ジョーンズはお聴きになりますか?初めて聴いたときに声と曲調がキャロル・キングに似ていてタマゲました。

>>「ベルマークを集めているように幸せな恋を」

>というのは面白い表現ですね。何となく判るような気もして興味をそそられました。

ほい!ぜひベルマークの謎を解いてくださいませ(笑)

 
 
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