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06-10(水)

「1Q84」 村上春樹

 

1985年、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、1994年、『ねじまき鳥クロニクル』、2002年、『海辺のカフカ』。そして今年、待望の新作長編刊行!「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。
 

<感想> ★★★★★

結果から言います。 今回のムラカミハルキは面白すぎます。

リアリズムの枠にこだわらない村上春樹さんの作品は、良くも悪くもこれ

からムラカミハルキを読むぞ!!
という心構えのようなものが求められま

す。 たとえば『海辺のカフカ』の冒頭7頁。 ファンであればワクワクする

と思いますが、何の先入観もなく読むとナンジャラホイ状態だと思います。 

しかし、本書に関してそのような先入観はまったく不要です。 主役の一

人である女性がタクシーに乗り込んで、高速道路の非常用階段を降りよ

うとするまでの18頁。 著者はノーベル賞目前と言われている作家である

にも関わらず、あらゆる読者を引き込む努力を怠っていません。 いわゆ

る食いつきのいい冒頭というやつです。 一方で作品の細部を読むファン

ならば、その語り口や文体から、おぉぉ~いきなり全開だぜ!と感じます。  


さて、本書も大半の作品がそうであるように、二つの物語が平行して描か

れます。 それぞれに主人公が用意されています。 

ひとりは予備校で数学を教えている小説家志望の天吾。 そしてもうひと

りはスポーツインストラクターをしている殺し屋の青豆(←苗字です)。 

2つの物語は少しずつ収斂していきますが、その触媒の役割を担ってい

るのは・・・・・という筋立てです。


男性主人公である天吾は春樹作品ではありがちなキャラクターですが、女

性主人公である青豆(←ひつこいけど苗字です)は異色のキャラクターであ

ると言えます。 語り口や文体も微妙に異なっていて、かなりチャンドラー

ているように感じました。 特に青豆に助言をするタマルというキャラクター

は個人的にツボでした。 


ベストセラーに当たりなし。 売れている本ほどつまらない。

それは小説読みにとっては金科玉条のようなもので、私もそのように考え

ます。 本書をブームに乗って読む必要はまったくありません。 ただ、そ

れが本書を読む妨げになっているとしたら、面白い小説をひとつ逃してし

まうことになりかねません。 何事にも例外はあって然るべきです。
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Comment


 

Re:「1Q84」 村上春樹(06/10)

今すごい話題の本ですよね。
村上さんに詳しくない私ですが、きたあかりさんの感想を読んで読んでみたいと思えてきました。
村上さんの作品を読むとして、きたあかりさんはとりあえず何をオススメしますか?

 

Re:「1Q84」 村上春樹(06/10)

やっぱりですか!!
これは やっぱり なんとか 手に入れる方法を考えねばなりませんね!
むずむずしてきましたぁ~~~!

 

Re:「1Q84」 村上春樹(06/10)

こんばんは。
読まれたのですね~。期待以上に面白そうなので、読みたくなってきました。
しかし村上春樹のすごいところは、物語だけでも楽しめるし、内容を深く掘り下げても十分読めるところですよね。
でも残念なことに、この作品はまだしばらくは手に入らなそうなので、読み洩らしている過去の作品でも読みながら、気を紛らわして待ってようと思います。

 

ケイプコッドさん

こんばんはぁ~♪

>今すごい話題の本ですよね。

正直言ってこんなに売れるとは思いませんでした。
今、注文しても重版一ヶ月待ちだそうです。

>村上さんに詳しくない私ですが、きたあかりさんの感想を読んで読んでみたいと思えてきました。
>村上さんの作品を読むとして、きたあかりさんはとりあえず何をオススメしますか?

なんやかや言っても『ノルウェイの森』が一番読みやすいと思います。 すでにお読みになっているなら『羊をめぐる冒険』→『ダンス・ダンス・ダンス』あたりがおススメです。 

 

kayokorinさん

こんばんはぁ~♪

>やっぱりですか!!

そうそう!やっぱりです(笑)

>これは やっぱり なんとか 手に入れる方法を考えねばなりませんね!
>むずむずしてきましたぁ~~~!

まんまと新潮社の策略に乗せられて予約までしちゃいましたが、乗せられた甲斐がありました。 今からだと手に入るのは梅雨明けぐらいになると思います。 おもいっきりムズムズしてくださいませ♪

 

ぷるんつさん

こんばんはぁ~♪

>こんばんは。
>読まれたのですね~。期待以上に面白そうなので、読みたくなってきました。

ほい!新潮社の策略にまんまとはまりました(笑)
春樹作品の主人公って圧倒的に男性が多いと思うんだけど、この作品の青豆(←何度も言うけど苗字ですぜ)という女性キャラがピカイチです。

>しかし村上春樹のすごいところは、物語だけでも楽しめるし、内容を深く掘り下げても十分読めるところですよね。

そうですね!ハルキストと呼ばれる人たちの気持ちがよ~くわかります。

>でも残念なことに、この作品はまだしばらくは手に入らなそうなので、読み洩らしている過去の作品でも読みながら、気を紛らわして待ってようと思います。

この作品二冊組みなんだけど上下じゃなくてBOOK1とBOOK2なんですよね。 ということは続編もあるかなぁ~などと期待しています。 それまで待つと言うのも一興ですが何年先になるのかはまったくわかりません。

 

Re:ケイプコッドさん(06/10)

>なんやかや言っても『ノルウェイの森』が一番読みやすいと思います。 すでにお読みになっているなら『羊をめぐる冒険』→『ダンス・ダンス・ダンス』あたりがおススメです。 
-----
ありがとうございます。
どれも読んでいないので今度読んでみたいと思います。

 

ケイプコッドさん

>ありがとうございます。
>どれも読んでいないので今度読んでみたいと思います。

ほ~い!感想聞かせてくださいませ♪

 

Re:「1Q84」 村上春樹(06/10)

こんにちはー☆
きたあかりさんずるいずるい!
こんなレビュー読んだら読みたくなっちゃうじゃないですか!
村上春樹作品、最初に読んだのが「1978年のピンボール」なんですが(あれ?75年でしたっけ?)、確かにナンジャラホイ?状態で、感想どころか頭の中「???」だらけでした。
うぅ~ん。この本いったいいつになったら読めるかしら…

ところできたあかりさん、もし知ってたら教えて欲しいんですが、村上春樹の作品で、
戦時中モンゴルの草原(多分)で捕まって仲間が全身の皮を剥がれる拷問受けたおじいさんの回想が入ってる本てなんでしたっけ?
最近ふとそんな場面を思い出したんですが一体どの本だったか忘れちゃって…変な質問でごめんなさい!!

 

まる811さん

こんばんはぁ~♪

>こんにちはー☆
>きたあかりさんずるいずるい!
>こんなレビュー読んだら読みたくなっちゃうじゃないですか!

いやはや(笑)この本今は重版待ちで入手困難だけどこれだけバカ売れしてるわけだから、古本屋さんに並ぶのも早いだろうね。 それから読んでも遅くないですよ。

>村上春樹作品、最初に読んだのが「1978年のピンボール」なんですが(あれ?75年でしたっけ?)、確かにナンジャラホイ?状態で、感想どころか頭の中「???」だらけでした。
>うぅ~ん。この本いったいいつになったら読めるかしら…

そうそう!おいらはムラカミハルキを完全に読み解く
読解力は持ち合わせていないので、言い回しや暗喩などを楽しんでいます。 

>ところできたあかりさん、もし知ってたら教えて欲しいんですが、村上春樹の作品で、
>戦時中モンゴルの草原(多分)で捕まって仲間が全身の皮を剥がれる拷問受けたおじいさんの回想が入ってる本てなんでしたっけ?
>最近ふとそんな場面を思い出したんですが一体どの本だったか忘れちゃって…変な質問でごめんなさい!!

ムッムッ!!そんな場面を思い出してると夜トイレに行けなくなっちまいますぜ。 
たしか『ねじまき鳥クロニクル』だったと思いますよ。おいらも印象に残っている場面です。

 

Re:「1Q84」 村上春樹(06/10)

時代に乗り遅れたてんてんです。
どうしようかな~と思ってる間に発売日を迎え、書店には1冊もないと。(笑)

私の春樹ザ・ベストは「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」です。あの世界の終わりの溜め息の出るほど美しい描写が大好きでした。最後は二つの全く違う物語が融合していく様に何ともいえない面白さを感じましたね。

ねじまき鳥は↑上で仰っていたような怖い描写があってびっくりしました。何故かその後ピタッと新刊を買ってないんですよ。思った以上にショックだったのかもしれません。

もう少しして、重版が書店に出回るようになったら買ってみようかな。>1Q84

 

きたあかりさん

レビューをまとめて本を出してください。

それを読みたいです。

 

てんてん(^^)/さん

こんばんはぁ~♪

>時代に乗り遅れたてんてんです。
>どうしようかな~と思ってる間に発売日を迎え、書店には1冊もないと。(笑)

ある程度は予測していましたが、こんな事態になるとは思っていませんでした。 

>私の春樹ザ・ベストは「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」です。あの世界の終わりの溜め息の出るほど美しい描写が大好きでした。最後は二つの全く違う物語が融合していく様に何ともいえない面白さを感じましたね。

基本的にはこの作品も『世界の終わりと・・』の世界を踏襲しているように感じました。 二つの物語が・・という構成は同じです。

>ねじまき鳥は↑上で仰っていたような怖い描写があってびっくりしました。何故かその後ピタッと新刊を買ってないんですよ。思った以上にショックだったのかもしれません。

>もう少しして、重版が書店に出回るようになったら買ってみようかな。>1Q84

『ねじまき鳥・・』は暴力がテーマのひとつになっていたのでおぉぉ~というシーンがいくつもありましたよね。 それ以降に出た『東京奇譚集』という作品集は読みやすくて良かったですよ! 
まぁ~流行に乗る必要もありませんが、二冊で4000円の価値はあると思います♪

 

alisa1966さん

こんばんはぁ~♪

>レビューをまとめて本を出してください。

>それを読みたいです。

あちこちのサイトに行くと「これはプロが書いたんじゃないかぁ??」というレビューがあります。 私なんか中学生の読書感想文レベルだと思います。

 

駄作であり ダサい

村上春樹は
オウムのインタビューとかなんとかしているうちに
オウムに肩入れしちゃったんじゃないかと思う

本当に くそつまらない駄作。

この本を読むくらいなら 本屋大賞とか旬の作家の本を読む方がずっといい。

2度と読み返したくない。

 

元ファンさん

こんばんはぁ~♪

>村上春樹は
>オウムのインタビューとかなんとかしているうちに
>オウムに肩入れしちゃったんじゃないかと思う

>本当に くそつまらない駄作。

>この本を読むくらいなら 本屋大賞とか旬の作家の本を読む方がずっといい。

>2度と読み返したくない。

高いお金を出して買った本がつまらないと「金返せ!」って気分になりますよね。

貴重なご意見ありがとうございました。

 
 
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