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05-14(木)

「ビート」  今野敏


警視庁捜査二課・島崎洋平は震えていた。自分と長男を脅していた銀行員の富岡を殺したのは、次男の英次ではないか、という疑惑を抱いたからだ。ダンスに熱中し、家族と折り合いの悪い息子ではあったが、富岡と接触していたのは事実だ。捜査本部で共にこの事件を追っていた樋口顕は、やがて島崎の覗く深淵に気付く。捜査官と家庭人の狭間で苦悩する男たちを描いた、本格警察小説。


<感想> ★★★★☆

本書は、数多くのシリーズ物を擁している今野敏さんの樋口顕シリーズ第三

弾です。 このシリーズの特徴は、体育会系の警察組織にイマイチ馴染めな

いながらも順応しようと努力する警察官を主人公として、彼の仕事と家庭の両

面を描いている点にあります。 

いくら忙しい警察官といえども家庭を持っている以上は24時間犯人を追いか

けているわけではありません。 一方で、競争が激化するサラリーマン社会の

一員でもある警察官に家庭問題ばかりに気を配っている余裕も時間もありま

せん。 この類の作品はいくつもありますが、そのバランス感覚がとてもリアル

で家庭を持つサラリーマンとしては感情移入のしやすいキャラクター設定です。 


さて、シリーズ三作目において主人公の樋口顕は脇に回っています。 

体育会系バリバリの同僚刑事が家庭問題を端として捜査情報の漏洩に絡ん

でしまい窮地の追い込まれていくという設定です。 読みやすい造りになって

いますがストーリーは易きに流れず、それなりの読み応えがあります。 


いわゆる中年男性を主人公にした作品といえば重松清さんの名が浮かびま

すが、やはり読者層は女性が多いわけで、中年男性の一人としては説教を

食らっているような気分にさせられます。 それと比較するなら、このシリーズ

を手がける今野敏さんとはいっしょに美味しいお酒が飲めそうな気がします。

 
 
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