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04-29(水)

「さよなら、愛しい人」 レイモンド・チャンドラー

刑務所から出所したばかりの大男、へら鹿(ムース)マロイは、八年前に別れた恋人ヴェルマを探しに黒人街の酒場にやってきた。しかし、そこで激情に駆られ殺人を犯してしまう。偶然、現場に居合わせた私立探偵フィリップ・マーロウは、行方をくらましたマロイと女を探して紫煙たちこめる夜の酒場をさまよう。狂おしいほど一途な愛を待ち受ける哀しい結末とは?読書界に旋風を巻き起こした『ロング・グッドバイ』につづき、チャンドラーの代表作『さらば愛しき女よ』を村上春樹が新訳した話題作。


<感想> ★★★★☆

ご存知、清水俊二訳の『さらば愛しき女よ』の村上春樹訳バージョンです。

前回の『ロング・グッドバイ』では、清水訳に敬意を表しながらも村上春樹

テイストを色濃く反映されていたように思います。 感想でも訳の姿勢が違

うということを書きましたが、本書に関していうなら清水訳との相違点はそ

れほど多くないように感じました。 


『ロング・グッドバイ』では、チャンドラーファン。清水俊二ファン。 そして自

身のファンの三者を納得させる必要があったわけですが、今回はそのプレ

ッシャーから解放された結果ではないかと思います。 いい意味で訳者村上

春樹は黒子に徹しています。 あえて、相違点を探すとするならマーロウが

若く感じられる点ぐらいです。 初めて読むチャンドラーとしておススメできる

新訳です。


チャンドラーの小説のある人生と、チャンドラーの小説のない人生とでは、

確実にいろんなものごとが変わってくるはずだ。 そう思いませんか?


と訳者あとがきにありますが、激しく同意いたします。

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