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02-12(木)

「腦病院へまゐります。」 若合春侑



昭和初期、濃密な男女のSMの世界。愛する男から虐げられつづける女にとって、心の救済とは何だったのか。第86回文学界新人賞を受賞した表題作ほか、「カタカナ三十九字の遺書」も収録。



<感想> ★★★★☆

昭和初期を舞台にした表題作は、旧字体や旧かな使いを駆使して書かれた

變態性愛小説(笑)です。 どのあたりが變態(ヘンタイ)なのかと言えば、紙

卷煙草を押し付けたり、裸で放置したり、ウ○コを××したり・・ってな具合の

SMプレイっていうやつです。 戦争の始まる前からこんなことをしている人た

ちがいたなんて、それはそれで困っちまいますね。 


さて、SMなんて聞くと躊躇してしまいがちですが、旧字体や旧かな使いを駆

使したそれはビミョーに笑えます。 そのあたりはかなり確信犯ではないかと

思われます。 

また、男の理不尽な求めに応じていく女性をエロスの世界に留めることなく、

その情念を昇華させて「これって、もしかしたら純愛ってやつ?」と読者に思わ

せしまう手腕も見事です。 


表題作と同じく芥川賞候補になった『カタカナ三十九字の遺書』は、円地文子

風の作品かなぁ~と思って読み進めていくと思いがけないところに着地します。 

表題作ほどのインパクトはありませんが、安定した巧さを感じました。 


最後に個人的な見解をつけ加えるなら、ウ○コと純愛はあんまりというか、ま

ったく関係ないと思うので 「愛しているなら俺のウ○コを食え!」 などという

男には深入りしない方がいいと思います。 まぁ~いないと思うけど。 

念のため・・

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