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01-08(木)

「懐郷」 熊谷達也


仙台駅駅裏へと続くX橋。その路地にいつも立つ街娼がいた。あと数カ月で米軍基地が消える。数え切れない米兵と寝た淑子が見つけた、たったひとつの恋―「X橋にガール」。海で命を落とした仲間の海女の夫と再婚した妙子。ロープが岩に絡まり、海底で身動きができなくなった時に聴こえた磯笛の音色は―「磯笛の島」。昭和三十年代をひたむきに生きた女性たち。珠玉の短編七編。


<感想> ★★★★☆

突然ですが、私はお年寄りから聞く昔話が大好きです。 戦時中から戦後

の混乱期、そして高度成長がピークを迎えた東京オリンピック。 波乱万丈

の昭和を生き抜いて来た人たちの生きざまは、それ自体がひとつのドラマ

です。 


さて、本書には昭和30年代を地方で生きた女性7人の物語が収められてい

ます。 特に気になったのは、集団就職した教え子を尋ねる女性教師が主

人公の『鈍色の卵』 現在約2時間の距離である盛岡と東京間が9時間だ

った時代ならではの物語が展開していきます。

もう一作、生きるために16歳で街角に立った街娼の淡い恋を描く『X橋に

ガール』
 は思いっきりツボでした。


この二作はかなり重い作品ですが、それから半世紀が経過した平成21年

の現代に、そんな過去を胸に秘めたお年寄りがひっそりと暮らしているので

はないか?という思いを巡らせると、またちがった読み方もできます。 


今日、街ですれ違ったお年寄りはどんなドラマを抱えているのだろうか?な

どと考えると、また昔話が聞きたくなってきます。

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Comment


 

Re:「懐郷」 熊谷達也(01/08)

お歳暮のバイトをしていた時に、お年寄りの人がいろいろ話をしてくれました。時間がある時には聞いてましたが、はいそうですね、いろんな人生を生きてきたんですよね。
きたあかりさんもお年寄りの年代になったときに、いろいろドラマ聞かせてくださいね。

 

ケイプコッドさん

こんばんはぁ~♪

>お歳暮のバイトをしていた時に、お年寄りの人がいろいろ話をしてくれました。時間がある時には聞いてましたが、はいそうですね、いろんな人生を生きてきたんですよね。

私が聞いた話で一番ドラマティックだったのは、サハリン(南樺太)で終戦を迎えたおばあさんの話です。
ドラマはあらゆるところに転がっているものです。

>きたあかりさんもお年寄りの年代になったときに、いろいろドラマ聞かせてくださいね。

私は語るほどのドラマを持ち合わせていません。
ドラマをつくるならこれからかもしれませんね。

 
 
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