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12-29(月)

「ざらざら」 川上弘美



熱愛・不倫・失恋・片思い・男嫌い・処女、そしてくされ縁・友愛・レズビアン。さまざまな女性の揺れ動く心情を独特のタッチで描いた名品揃い。クウネル連載20篇に他誌発表作3篇を加えた、ファン注目の川上ワールド。



<感想> ★★★★★

本書は川上弘美さんが『Ku:nel』に連載していた短編を中心にまとめた作

品集です。 『Ku:nel』と言う雑誌はコンセプトがはっきりしているので、その

読者層を意識した結果だと思いますが、どちらかというと初期の江國香織

さんを思わせる作品が多いように感じました。


10頁ぐらいの分量の中に、こんなことを考えているのは自分だけにちがい

ない。
と思い込んでいることを見つけることが出来る。 主観を客観として

語られるは、感性の似ている友人と出会ったような錯覚を覚えます。 それ

は、感情移入というほど大げさなものではありません。 

菓子を食べたあと、口の中に残る甘さの余韻。 

家庭科の授業で使った裁縫箱の中身。 

お正月の飾りについている作り物の赤い海老のざらざらとした感触。
 

判る!判る!すご~く判る!!が随所にちりばめられています。 

そこに川上弘美さん独特のゆるゆる感が加わるわけですが、この組み合

わせが絶妙です。 


川上弘美ファンはもちろん。江國香織さんの初期作品が、たまらなく好きだ

という方は読むべし!!です。
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