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12-08(月)

「自由戀愛」  岩井志麻子



かわいいだけの女はもう卒業。愛されて育った明子と、地味で控えめな清子。女学校に机を並べながらも正反対に見えた二人の人生は、同じ男を愛したことから交わり、少しずつ狂いはじめる―大正ロマンの彩り鮮やかに描き出される恋と自立の物語。第九回島清恋愛文学賞受賞作。



<感想> ★★★★☆

深夜枠のテレビ番組で、奔放な発言をする岩井志麻子さんはイロモノ作家と

思われがちですが、作品を読んでみると才能のある作家さんであることがわ

かると思います。 特に民俗や土着信仰を巧みに取り込んだホラーは岩井さ

んの独壇場と言っても過言ではありません。


さて、そんな岩井志麻子さんですが、本書の舞台は明治末期から大正初頭。

女性の自立が叫ばれてくるようになり、職業婦人を目指す若い女性たちが台

頭してくる。 まさに『はいからさんが通る』の時代です。 ストーリーはドロドロ

系で、あえて言うなら恋愛通俗小説といったところです。 こう書くと薄っぺら

な印象ですが、古い価値観から新しい時代に踏み出そうとする彼女達が感じ

る軋轢や理不尽さを織り込んで、作品に奥行きを与えています。 


大正浪漫がツボだという方、恋愛通俗小説と聞いて菊池寛をイメージされる

方。 そして、「なんかドロドロ系ってあんまり好きじゃないのよね・・」と公言し

つつも、密かに東海テレビの昼ドラをチェックしているというあなたに強くオス

スメします。



  


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