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09-28(日)

「赤い人」  吉村昭


赤い囚衣の男たちが石狩川上流に押送されたのは明治14年のことだった。国策に沿ってかれらに課せられた死の重労働。鉄丸・鎖につながれた囚徒たちの労役で原野が切り開かれていく。北海道開拓史の暗部に横たわる集治監の歴史。死を賭して脱走を試みる囚人たちと看守たちの、敵意にみちた命がけのドラマ。


<感想> ★★★★☆

北海道に月形という町があります。

中西部に位置する月形町の人口は約4000人で、町名は月形潔という実在

の人物の名前から命名されました。 月形潔は明治時代の役人で、本書で語

られる樺戸集治監(刑務所)の初代典獄(所長)です。


さて、現在でも月形町には月形刑務所が存在しますが、樺戸集治監は主に西

南戦争などで捕らえられた国事犯を収容するため、明治14年(1881)に開設

されました。 本書ではその前年から、樺戸集治監が閉鎖される大正8年(1919

)までの歩みが描かれています。 


その38年間を北海道の歴史と重ね合わせるなら、それはそのまま開拓の時代

です。 明治政府が北海道開拓をどのような形で進めたのか、そして樺戸集治

に収容されていた人達がそれにどのように関わっていたのかを、膨大な資料

を掘り起こして迫力のあるノンフィクションに仕上げています。 


ちなみに、現在約190万人が暮らす全国5番目の大都市である札幌市ですが、

開拓の始まる直前の明治二年に本籍を置いて居住していたのは、わずか9戸

13人というから驚きです。

北海道開拓史の裏側を知りたい方におススメします。


レビューを書く上で参考にしたサイト 

月形樺戸博物館 (月形町)

月形町の紹介 (月形町)

さっぽろ統計情報 (札幌市)


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