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08-09(土)

「分岐点」 古処誠二


昭和20年夏、本土決戦に備えて中学生たちは陣地構築に動員された。度重なる爆撃にさらされ、飢えに苦しみながら辛い作業にあたる少年たち。そんななか一人の少年が指導下士官を殺した。人一倍敵愾心に燃え、大東亜戦争完遂の意気が高い13歳の皇国民は、なぜ歴戦の軍人に銃剣を向けたのか?戦争小説のリアル感とミステリーの臨場感が、稀有な融合を見せる傑作長編。―衝撃の結末は、深く胸を抉る。


<感想> ★★★★★

古処誠二さんの作品を読むのは三作目になります。

フィリピンのジャングルを舞台にした『ルール』 沖縄を舞台にした『接近』

いずれも時代は第二次世界大戦末期の昭和20年。 そして、本書の舞

台は敗戦を数日後に控えた内地です。 


本土決戦に備えて動員された中学生と満州帰りの下士官、新任の士官。 

それぞれの思いが交錯する中で、典型的な軍国少年が下士官を殺害して

しまいます。 彼はなぜ下士官を殺害したのか?最後に明かされる動機の

ようなものは、平成の世の中を生きている私には理解しがたいものです。

しかし、この作品のテーマは読者にそれを理解させることではなく、理解し

ようと考えさせる点にあるのではないかと思います。 


文章の硬さがちょっと気になりますが、夏休み中の中学生に読んでもら

いたい一冊です。 
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Comment


 

Re:「分岐点」 古処誠二(08/09)

こんばんは!
8月15日を目の前にしたこの時期ならではの本ですね。このような内容の本はヘビーな重松本と同じくらい気力が必要なので、読みたいけどなかなか手が出ません。メモしておきます。紹介ありがとうございました。

 

cyn1953さん

こんばんはぁ~♪

>こんばんは!
>8月15日を目の前にしたこの時期ならではの本ですね。このような内容の本はヘビーな重松本と同じくらい気力が必要なので、読みたいけどなかなか手が出ません。メモしておきます。紹介ありがとうございました。

よほど感想に書こうと思ったんですが、現代の中学生を描く重松さんに対して、戦中の中学生を描くこの作品はある意味で似ているようにも思います。 元気な時に読み比べてみてください♪

 
 
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