プロフィール

きたあかり

Author:きたあかり
文芸書中心の読書日記です。
読書傾向はフリーエリアの円グラフを見てください。 サイトのご案内

フリーエリア
ひとこと掲示板
FC2カウンター
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

-----(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
08-01(金)

「下山事件」 森達也


下山事件。昭和24年7月5日、日本橋三越から忽然と姿を消した初代国鉄総裁下山定則が、翌日未明常磐線の線路上で轢断死体となって発見された。自殺か?他殺か?戦後最大の怪事件の謎は、50年後のいまも解かれぬまま、関係者は鬼籍に入っていく―ある人物から得た重大な新情報。著者の迷宮への彷徨が始まった。生き残った関係者を探し、その記憶を辿る。真実はどこにあるのか。


<感想> ★★★★☆

著者の森達也さんは、TV出身の映画監督です。 

オウム信者を内側から描いた『A』『A2』など、TVメディアでは触れること

ができないタブーを題材にした映像作品をいくつか手がけています。 個

人的には「面白い」映像作家という印象を持っていますが、それに関して

賛否両論があるようです。


さて、本書はそんな著者が『下山事件』について取材したものです。

事件の詳細はリンク先をご覧いただくとして、戦後最大の謎と言われる下

山事件は未だに解明されていません。 事件に関してはトンデモ本が数多

く出ていますが、朝日新聞の記者であった矢田喜美夫の『謀殺・下山事件』

や松本清張の『黒い霧』が信頼の置けるものとされています。 関係者のほ

とんどが鬼籍に入った現在「新事実」を掘り起こすのは不可能に近く、もし

出てきたとしても、それを立証する手段はありません。 


そこで本書は、松本清張を読んだ程度の知識しかなかった著者が事件に興

味をもったきっかけ、取材過程での葛藤などを中心に据えています。 

現在でも事件を追っている記者OBの姿や、数少ない関係者への取材は事

実の重みも加わってスリリングです。 


しかし、「週刊朝日」編集部や当初の情報提供者とのトラブルなど、後味の悪

さは否めません。 まぁ~良くも悪くも、それが森達也という人のキャラクター

なのかもしれません。


事件について詳しく知りたい方、森達也さんの映像作品がお好きな方にオスス

メします。
関連記事
スポンサーサイト
 

Trackback

URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 

Comment


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。