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07-22(火)

「続・嫌われ松子の一生 ゴールデンタイム」

叔母である川尻松子の惨殺死から四年。松子の甥・川尻笙は、大学は卒業したが就職をすることもなく、将来への不安を抱きながら、東京でその日暮らしの生活を送っていた。しかし偶然知り合ったユリとミックの舞台演劇に対する熱い思いに触れ、笙も芝居の魅力へ強く惹かれていく。一方、自らの夢だった医師への道を着実に歩んでいた笙の元恋人・明日香は、同級生であり恋人の輝樹からプロポーズされ、学生結婚への決意を固め始めていた。だが両者が人生の意味を考えた時、思わぬ出来事が二人の未来を変えていく…。


<感想> ★★★★☆

『嫌われ松子の一生』に続編があるらしい・・・と言う噂は前から聞いてい

ました。 しかし、あれほど売れた(いい意味で)作品の続編にも関わらず、

読書系ブログで話題にもなっていないのはオカシイことです。 読んでみ

てその謎が解けました。 

主人公の二人は前作にも登場した松子の甥である笙(しょう)と恋人の明

日香です。 しかし『嫌われ松子の一生』とはまったく別の話で、良くてもス

ピンオフという程度で「続」と銘打つ必然性を感じません。 ところが版元を

見てなんとなく納得しました。 もう少し良心的な商売をしてくださいね幻○

舎さん。
 読者はそれほどお馬鹿ではありませんぜ。  


さて、ちょいと辛口になりましたが、作品自体はよくできた青春小説です。

笙と明日香のその後という設定で、別れてしまった二人をカットバック形式

で描く構成です。 登場人物も絞り込んでいるせいもあって、ハードカバー

400頁という長さにも関わらずイッキ読みしてしまいました。 このあたりは

山田宗樹さんの読ませる力を感じます。 流れるように進む明日香の物語

に対して、笙の物語はイイ具合にザラついています。 二つの物語が収斂

していくあたりはありきたりの展開ですが、そこそこ泣けます。 


続編として読むとムカつきますが、独立した青春小説として読めば満足でき

る一冊です。 
 


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Comment


 

Re:「続・嫌われ松子の一生 ゴールデンタイム」(07/22)

確かに、映画化された程有名な作品なのに、続編が話題にならなかったのは不思議ですよね。今回、松子は登場しないんでしょうか?過去のエピソードでもあれば、ちょっとは楽しみが増えるのですが…
「ゴールデンタイム」という題名に惹かれたので、私も読んでみたいと思います☆

 

Mackey♪さん

こんばんはぁ~♪

>確かに、映画化された程有名な作品なのに、続編が話題にならなかったのは不思議ですよね。今回、松子は登場しないんでしょうか?過去のエピソードでもあれば、ちょっとは楽しみが増えるのですが…

松子さんは死んじゃったので出てきません。松子さんのムショ仲間がちょっとだけ出てきます。

>「ゴールデンタイム」という題名に惹かれたので、私も読んでみたいと思います☆

読んでみるとタイトルの意味がよくわかると思います。 青春モノとしては文句のない作品です♪

 

Re:「続・嫌われ松子の一生 ゴールデンタイム」(07/22)

「嫌われ松子の一生」は圧倒的な力作でしたよね~☆ 
で、勢い込んで、彼の他の作品(「天使の代理人」)読んだんですが
・・・ちょっとガッカリ感強かったです^^;
「松子」が、あまりにも存在感ある作品だったせいかも?
ビッグな作品があると、どうしても先入観で読んでしまいますもんね。
でも力量ある作家さんなので、これからも期待できそう。
スカッと爽やかな青春小説、さっそく図書館予約しま~す♪

 

cordelia56さん

>「嫌われ松子の一生」は圧倒的な力作でしたよね~☆ 

おっしゃる通りです。 読みやすいし、それなりにコクがありました。 パーフェクトと言っても過言ではない完成度ですよね。

>で、勢い込んで、彼の他の作品(「天使の代理人」)読んだんですが
>・・・ちょっとガッカリ感強かったです^^;
>「松子」が、あまりにも存在感ある作品だったせいかも?
>ビッグな作品があると、どうしても先入観で読んでしまいますもんね。

他にも『黒い春』という作品もあるんですがイマイチでした。 どうしても松子の完成度と比較しちゃうんですよね。

>でも力量ある作家さんなので、これからも期待できそう。

私も常に注目している作家さんの一人です。

>スカッと爽やかな青春小説、さっそく図書館予約しま~す♪

感想お待ちしております★

 
 
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