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06-29(日)

「イトウの恋」 中島京子



維新後間もない日本の奥地を旅する英国女性を通訳として導いた青年イトウは、諍いを繰り返しながらも親子ほど年上の彼女に惹かれていく―。イトウの手記を発見し、文学的背景もかけ離れた二人の恋の行末を見届けたい新米教師の久保耕平と、イトウの孫の娘にあたる劇画原作者の田中シゲルの思いは…。


<感想> ★★★★☆

本書は、明治時代に通訳として活躍したイトウの手記をみつけた中学教師

とイトウの孫娘にあたる漫画原作者が登場する現代、年上の英国女性IBへ

の想いを綴ったその手記を交互に描いています。 ありがちといえばありが

ちな構成ですが、明治初期のヨコハマと現代の横浜を書き分ける筆は秀逸

で、章が変わるたびに夢から醒めたような錯覚に陥りました。 二つの物語

が収斂していくラストも見事です。 


明治初期、母親近く年齢の離れている英国女性と、彼女に憧れる若い日本

人男性はあたかも時代を象徴しているなどという読み方もできると思います

が、100年前のヨコハマ(日本)を舞台にした純粋な恋愛小説として読んだ

方が楽しめると思います。


娘、おまえは誰のようにもなる必要はない。

おまえ自身の不可思議な人生を生きるのだ。



本書はフィクションですが、手記に出てくるイトウもIBも実在の人物です。

伊藤鶴吉

イザベラ・バード 



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Comment


 

Re:「イトウの恋」 中島京子(06/29)

自分の倍以上年上のイザベラへの恋心が実に純真そのものに
描かれていて微笑ましいほどですよね^^
2つの時間軸で描かれてるので読み応え倍増でしたが・・・
現在編のロマンス(?)のほうは、いささかドタバタとしすぎてて
尻切れトンボのままに感じたのが、私的にはちょっと残念でした^^;

山形県にある資料館には「イザベラ・バード記念コーナー」があり、
「日本奥地紀行」にもとづく旅程図や、風物スケッチなどが展示されてるそうですよ!
ちょっと見てみたいな~♪

 

cordelia56さん

こんばんはぁ~♪

>自分の倍以上年上のイザベラへの恋心が実に純真そのものに
>描かれていて微笑ましいほどですよね^^
>2つの時間軸で描かれてるので読み応え倍増でしたが・・・

現代と過去が呼応するというシチュエーションはツボなので思いっきりのめり込みました。 書き分けも見事だと思いました。

>現在編のロマンス(?)のほうは、いささかドタバタとしすぎてて
>尻切れトンボのままに感じたのが、私的にはちょっと残念でした^^;

>山形県にある資料館には「イザベラ・バード記念コーナー」があり、
> 「日本奥地紀行」にもとづく旅程図や、風物スケッチなどが展示されてるそうですよ!
>ちょっと見てみたいな~♪

この時代に、女性探検家なんてすごいですよね。
イザベラ・バードに対する興味が沸きました。

 
 
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