プロフィール

きたあかり

Author:きたあかり
文芸書中心の読書日記です。
読書傾向はフリーエリアの円グラフを見てください。 サイトのご案内

フリーエリア
ひとこと掲示板
FC2カウンター
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

-----(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
06-13(金)

「リオ」 今野敏


「彼女が容疑者だとは、思えない」警視庁捜査一課強行犯第三係を率いる樋口警部補は、荻窪で起きた殺人事件を追っていた。デートクラブオーナーが殺害され、現場から逃げ去る美少女が目撃される。第二、第三の殺人が都内で起こり、そこにも彼女の姿が。捜査本部は、少女=リオが犯人であろうという説に傾く。しかし、樋口の刑事の直感は、“否”と告げた。名手が描く本格警察小説。


<感想> ★★★★☆

最近ハマっている今野敏さんの作品です。

去年あたりから名前を聞くようになった今野さんですが、作家デビューは

70年代の終わりで、既刊は150冊を超えているようです。 


さて、本書の主人公は警視庁捜査一課の刑事である樋口顕。 

設定は40歳ですが、本書が書き下ろしで出たのは96年。 団塊直後のシ

ラケと呼ばれる世代です。 従来の警察小説と違いキャラクター小説の色

合いが濃い今野作品ですが、現在50代半ばの主人公が社会の中でどの

ような役割を担ってきたのかが丁寧に描かれています。 

事件を解決に導くまでも面白く読みましたが、圧倒的な破壊力を持ち合わ

せていた団塊世代の影でひっそり生きてきたシラケ世代の人たちの価値

観が良く描けているように思いました。 

先日、読んだ『反乱のボヤージュ』は団塊と団塊ジュニアを描いていました

が、その中間に位置するシラケ世代と新人類世代。 世代ですべてを語ろ

うという描き方は好きではありませんが、切り口としては悪くありません。


警察小説といえば今月末に久しぶりの新作『 64(ロクヨン)』が出る横山秀

夫さんが白眉と言われていますが、個人的には今野敏さんの方が奥行き

があるような気がします。  大変、失礼な言い方ですが30年の下積みは

ダテじゃありません。
関連記事
スポンサーサイト
 

Trackback

URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 

Comment


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。