プロフィール

きたあかり

Author:きたあかり
文芸書中心の読書日記です。
読書傾向はフリーエリアの円グラフを見てください。 サイトのご案内

フリーエリア
ひとこと掲示板
FC2カウンター
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

-----(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
06-12(木)

「天使の代理人」 山田宗樹


生命を誕生させるはずの分娩室で行われた後期妊娠中絶。過去、数百にのぼる胎児の命を奪ってきた助産婦・桐山冬子はある日、無造作に放置された赤ん坊の目に映る醜い己の顔を見た。その時から罪の償いのために半生を捧げる決意をした彼女は、声高に語られることのない“生”を守る挑戦を始める―。胎児の命、そして中絶の意味を問う衝撃作。


<感想> ★★★★☆

本書の著者は数年前に『嫌われ松子の一生』でベストセラーを出した山田

宗樹さんです。 あれ以降、新作の話を聞きませんがいかがされているの

でしょうか? また、面白い作品を読ませていただきたいものです。


さて、この作品の主人公は助産師です。 

本来生命の誕生の場に立ち会うはずの職業ですが、しばしば中絶の現場

に立たされます。 それを端緒にして様々な立場の女性たちが登場します。 

子供を欲しいと願いながらもそれが叶わない人、望まない妊娠をしてしまい

中絶を選択する人、優秀な精子を海外から取り寄せて人工授精にチャレン

ジする人。 中絶に断固反対の人たち、たとえ妊娠後期であろうとも生まな

い自由を認めろという人たち。 そんな登場人物の間で立ち回るのが主人

公たち「天使の代理人」です。 


発想は面白いし、核となるキャラクターも丁寧に描かれています。 文庫二

冊組をさらりと読ませる著者の力量はなかなかのものです。 

結末は若干消化不良気味ですが、読者の手に委ねるという読み方をすれば、

気になりません。 女性だけではなく男性にも読んで欲しい一冊です。
関連記事
スポンサーサイト
 

Trackback

URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 

Comment


 

Re:「天使の代理人」 山田宗樹(06/12)

こんにちは!
私も生殖医療を取り扱った海堂「ジーン・ワルツ」を読み終えたところです。
中絶、代理母、顕微鏡下人工授精、厚生労働省と今時の問題をたくさん扱ってました。
この本も問題提起として読みたい小説です。

 

Re:「天使の代理人」 山田宗樹(06/12)

山田さん作品「嫌われ松子の一生」には、はまりました。あの作品には続きがあると聞いたのですが、本当かなぁ???

 

Re:「天使の代理人」 山田宗樹(06/12)

この作品、私も去年の夏、読みました!
「嫌われ松子」に圧倒されて、他の作品も、と手を出したんだけど・・・
ガラリと違う雰囲気なんでビックリでした^^;
でもデリケートな問題を赤裸々に描きながらも女性の心のうちを
実に巧みに表現されてて感心しました。

そういえば「13階段」の高野和明さんも似た主題で「K・Nの悲劇」という作品を書いてますよね?
もう、お読みになったかしら~?

 

cyn1953さん

こんにちはぁ~♪

>こんにちは!
>私も生殖医療を取り扱った海堂「ジーン・ワルツ」を読み終えたところです。
>中絶、代理母、顕微鏡下人工授精、厚生労働省と今時の問題をたくさん扱ってました。
>この本も問題提起として読みたい小説です。

また海堂さん新作出たんですね。
生殖医療に関しては生命倫理を踏まえて、どこまで人が関わることが許されるのか?というのが論議の的になったりしますよね。 チェックしてみます♪

 

Mackey♪さん

こんにちはぁ~♪

>山田さん作品「嫌われ松子の一生」には、はまりました。あの作品には続きがあると聞いたのですが、本当かなぁ???

私も知りませんでしたが続編出ているようです。

http://item.rakuten.co.jp/book/4042150/" target="_blank">http://item.rakuten.co.jp/book/4042150/


 

cordelia56さん

こんにちはぁ~♪

>この作品、私も去年の夏、読みました!
>「嫌われ松子」に圧倒されて、他の作品も、と手を出したんだけど・・・
>ガラリと違う雰囲気なんでビックリでした^^;

「嫌われ松子」はホント面白かったですよね♪
私のような波乱フェチ?にはこたえられない作品でした。

>でもデリケートな問題を赤裸々に描きながらも女性の心のうちを
>実に巧みに表現されてて感心しました。

核になるキャラに関しては手抜きなしでキッチリ描いていましたよね。

>そういえば「13階段」の高野和明さんも似た主題で「K・Nの悲劇」という作品を書いてますよね?
>もう、お読みになったかしら~?

読みました。文庫の表紙がやたらと怖くなかったですか?(笑)

 
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。