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06-09(月)

「反乱のボヤージュ」 野沢尚


坂下薫平19歳。首都大学の学生寮で、個性溢れる面々と楽しい日々を過ごしていた。だが、寮の取り壊しをもくろむ大学側は、元刑事の舎監・名倉を送りこみ、厳しい統制を始める。時を同じくして起こった、寮内のストーカー事件や自殺未遂騒動。だが、一つ一つのトラブルを乗り越えながら結束を固めた寮生達は、遂に大学側との戦いに立ち上がる。現代の若者達の「旅立ち」を描く、伸びやかな青春小説。


<感想> ★★★★☆

野沢尚といえばミステリーというイメージがありますが、本書は大学生を

主人公にした青春小説です。 主人公はいわゆる団塊ジュニアと呼ばれ

る世代で、学生寮の取り壊しを巡って大学側と対立しているものの寮に

住む仲間と楽しく過ごしている現代の若者です。 

そこの大学側から寮の舎監の名目で送り込まれるのが元警察官の名倉

です。 名倉は若いころ機動隊の一員として浅間山荘事件や大学紛争に

関わった人物で、主人公の父親の年齢に近い団塊世代。 

この二人が核になって物語が進んでいきます。 


当初は反目しあっていた二人が少しずつ歩み寄る過程で、主人公と父親

の関係、かつて、権力側で学生に警棒を振り上げていた名倉の過去が少

しづつ明らかになっていきます。 このあたりは月並みと言えば月並みで

すが、現代が失った(団塊世代が壊してしまった?)父子関係の理想が描

かれているように思います。 


夭折した野沢尚ですが、本書も自身の脚本で01年にドラマ化されています。 

主人公の大学生はV6の岡田准一さん。 名倉は渡哲也さん(それ以外あり

えないキャスティングです)が演じています。 


世代の断絶などと言う言葉がありますが、本書は重すぎることもなく、軽すぎ

ることもなく、お互いの世代が理解しあうことの大切さを説いています。 

読んだ後に心があたたかくなる作品をご所望の方にオススメです。 


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Comment


 

Re:「反乱のボヤージュ」 野沢尚(06/09)

この話、私の時代の話です。
とっても懐かしく、しかし、ぼんやりとしています。
これは是非読んで、このころの時代を整理してみたいです。

 

cyn1953さん

こんばんはぁ~♪

>この話、私の時代の話です。
>とっても懐かしく、しかし、ぼんやりとしています。
>これは是非読んで、このころの時代を整理してみたいです。

名倉という男のキャラが最高にいいです。
読後感も悪くないので激しくオススメしちゃいます。

 
 
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