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06-06(金)

「冒険の日々」 熊谷達也

昭和四十年代、子供たちはいつも外で遊んでいた。こっそり忍び込んだ空き家で藁人形を見つけたことから騒動になる「座敷童子」。河童を生け捕りにしようと底なし沼にボートを漕ぎ出す「河童沼」。廃坑になった洞窟を探検しているうちに不気味な寒村に迷い込んでしまった「山姥の里」ほか、怖いながらも心躍る冒険の数々。あの頃は里にも山にも素敵な遊び場所があり、そこではいつも幼なじみと一緒だった。自然の中で生きる人間の逞しさと弱さを描いて直木賞を受賞した著者が、自らの少年時代を回顧しつつ綴った懐かしさあふれる連作集。


<感想> ★★★★☆

本書は地方に暮らす子供達の成長を描いた連作短編です。

時代は1967年~1970年、昭和でいえば42年~45年になります。

この類で最も代表的ものと言えばS・キングの『スタンダ・バイ・ミー』があげら

れますが、本書は地方の民俗にこだわる著者ならではの味付けがなされてい

ます。 座敷童子、天狗、河童、鬼、雪女、山姥、神隠し・・・。

キーワードになっているのはいずれも土着の文化から発生してきたものです。 

しかし本書はあくまで少年たちの友情や成長を描いた青春小説で、ホラーで

はありません。 キーワードになっているそれらはあくまで気配を感じさせるだ

けで、本当に河童や山姥が出てくるわけではありません。 個人的には、彼ら

が持っていた自然に対する畏怖の比喩ではないかと思います。 


「週刊・少年ジャンプ」創刊、「コンバット」「スパイ大作戦」。 

このあたりにピンと来た方なら本書を十分に堪能できると思います。 

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Comment


 

Re:「冒険の日々」 熊谷達也(06/06)

こんにちは。自然と生活がもっと近かった頃の少年達の物語。郷愁を感じる作品で、再読したいお気に入りの1冊です。

 

読書人・ゆきさん

こんばんはぁ~♪

>こんにちは。自然と生活がもっと近かった頃の少年達の物語。郷愁を感じる作品で、再読したいお気に入りの1冊です。

町外れにある池とか、鬱蒼とした森にある神社とか・・昔はありましたよね。 確かに異界への入り口のような雰囲気ありますよね。

タイムカプセルのエピソードは泣けました。
ホントにいい作品でした♪
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