プロフィール

きたあかり

Author:きたあかり
文芸書中心の読書日記です。
読書傾向はフリーエリアの円グラフを見てください。 サイトのご案内

フリーエリア
ひとこと掲示板
FC2カウンター
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

-----(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
05-10(土)

「リレキショ」 中村航


大切なのは意志と勇気。それだけでね、大抵のことは上手くいくのよ―“姉さん”に拾われて“半沢良”になった僕。ある日届いた一通の招待状をきっかけに、いつもと少しだけ違う世界が、ひっそりと動き始める。深夜のガソリンスタンドが世界を照らし出す、都会の青春ファンタジー。第三九回文藝賞受賞作。



<感想> ★★★★☆

中村航さんは『百回泣くこと』の文庫があちこちで、平積みになっていて

気になっていた作家さんです。 

「そこそこ売れている+若者ウケする装丁+読書系ブログでレビュー

を見かけない」
と不安な要素がいっぱいですが「芥川賞のノミネート歴

+版元が河出書房」
と差し引きで手にとってみました。 


さて、本書をひとことでいうなら純文学色の強い青春小説というところで

す。 「姉さん」と暮らす素性のわからない主人公。 半透明な存在であ

る主人公の一人称語りは、彼自身の物語を綴るのではなく、彼の周囲

にいる人たちを綴るための客観的な視線ではないかと思います。 

ひとつひとつの場面が丁寧に描かれていて、たびたび出てくる深夜のガ

ソリンスタンドのシーンは秀逸です。 


最も気になる部分については最後まで明かされることはありませんが、

まぁ~それもアリかな・・と思わせるのは著者の力量なのかもしれませ

ん。 文章も平易で読みやすいです。 読後感のいい佳品をお求めの

方にオススメします。

関連記事
スポンサーサイト
 

Trackback

URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 

Comment


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。