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05-03(土)

「土の中の子供」  中村文則


27歳のタクシードライバーをいまも脅かすのは、親に捨てられ、孤児として日常的に虐待された日々の記憶。理不尽に引きこまれる被虐体験に、生との健全な距離を見失った「私」は、自身の半生を呪い持てあましながらも、暴力に乱された精神の暗部にかすかな生の核心をさぐる。人間の業と希望を正面から追求し、賞賛を集めた新世代の芥川賞受賞作。著者初の短篇「蜘蛛の声」を併録。


<感想> ★★★★☆

児童虐待を受けて育った主人公を描く本書は、とにかくすげぇ暗い作品

です。 アマ○ンのカスタマーレビューをチェックしたところ「暗すぎて読む

のをやめた」
という感想もありました。 ただ、個人的な感想を言うなら芥

川賞受賞作である本書は、私が理想とする芥川賞のイメージに最も近い

ように思います。


必要以上に暗い作品を是とする気はありませんが、この作家の持つ表現

力や文章力の豊かさをひしひしと感じました。 純文学にありがちな独善

性に陥ることもないので、読者もある程度までは自己投影することが可能

です。 欲を言えば、脇役のキャラ設定が甘いかなぁ~とは思いますが芥

川賞作品にエンターテイメントの要素を求めるのは酷かもしれません。


とにかく暗いし、重いテーマなのでオススメはしませんが、作者の中村文則

さんは吉田修一さんがそうであったようにオオバケをする要素を持っている

ように思います。 マメにチェックしてみます。
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Comment


 

Re:「土の中の子供」  中村文則(05/03)

こんにちは!
本を読んでいると、思いっきり自己投影してしまう癖があるので、本書は私にはとてもツライ本のような気がします。
しかし、「イヤダ~!」といいつつ重松本を読んでいるMっけがそのうちこの本に向かわせそうな気もしています。

 

cyn1953さん

こんにちはぁ~♪

>こんにちは!
>本を読んでいると、思いっきり自己投影してしまう癖があるので、本書は私にはとてもツライ本のような気がします。

アニキそいつはキケンかもしれませんぜ。

>しかし、「イヤダ~!」といいつつ重松本を読んでいるMっけがそのうちこの本に向かわせそうな気もしています。

そうですね!
Mな気分の時にはチョーオススメです。(笑)



 

Re:「土の中の子供」  中村文則(05/03)

こんばんは♪

この本はブック○フで何度も手にとっては止め、止めては手に取り…を繰り返し、結局買わなかった本です。
きたあかりさんの感想を読んで、怖いもの見たさの好奇心がムクムクと沸いてきてますが、迂闊に手を出さない方が良さそうな気もしますA^^;

私は本の世界にどっぷり浸かりながら読んでしまうので、やっぱり避けた方が無難かなぁ…

 

Re:「土の中の子供」  中村文則(05/03)

またまた初耳の作家さんです。
私の場合、たまには明るく軽やかな作品もいいけど、
どちらかというとダークな作品のほうが好みかも♪
「読みごたえ」という点では、重たいテーマのほうが印象深いし。。
さっそく図書館で探してみま~す(^^)/

 

mitsumame0182さん

こんばんはぁ~♪

>こんばんは♪

>この本はブック○フで何度も手にとっては止め、止めては手に取り…を繰り返し、結局買わなかった本です。
>きたあかりさんの感想を読んで、怖いもの見たさの好奇心がムクムクと沸いてきてますが、迂闊に手を出さない方が良さそうな気もしますA^^;

私も芥川賞だし・・タイトルがビミョーだし・・
ということで手を出していませんでしたが100円の魅力には勝てませんでした。(笑)

>私は本の世界にどっぷり浸かりながら読んでしまうので、やっぱり避けた方が無難かなぁ…

ネタばれするので詳しくはかきませんが、最後はなんとなく光明が・・・って終わり方です。 でも、できれば元気な時に(汗)

 

cordelia56さん

>またまた初耳の作家さんです。
>私の場合、たまには明るく軽やかな作品もいいけど、
>どちらかというとダークな作品のほうが好みかも♪
>「読みごたえ」という点では、重たいテーマのほうが印象深いし。。
>さっそく図書館で探してみま~す(^^)/

芥川賞作品のわりには読みやすいし、構成も巧いと思います。 土の冷たさや匂い、パラパラと落ちる感触が伝わってきます。 まだ、お若い方なのでこれからが楽しみです♪

 
 
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