プロフィール

きたあかり

Author:きたあかり
文芸書中心の読書日記です。
読書傾向はフリーエリアの円グラフを見てください。 サイトのご案内

フリーエリア
ひとこと掲示板
FC2カウンター
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

-----(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
04-19(土)

「誘拐の果実」 真保裕一


病院長の孫娘が誘拐された。犯人からは、人質の黒髪と、前代未聞の要求が突きつけられる。身代金代わりに、入院中の患者を殺せ、というのだ。しかもその人物は、病院のスポンサーでもあり、政財界を巻き込んだ疑獄事件で裁判を待つ被告人だった。悩む家族、後手に回る警察。人質救出の極秘作戦が病院内で幕を開ける。そこに第二の事件が―。


<感想> ★★★☆☆

真保裕一さんといえば『ホワイトアウト』で見せてくれた圧倒的な描写力と

斬新な発想力が作品の魅力になっています。 


本書でも身代金代わりに入院患者を殺せと言う斬新な展開と娘の命と患

者の命の狭間で葛藤する医師とその家族の姿がよく描けていました。 

サスペンスの盛り上げ方もピカイチです。 本書は文庫の上下二冊組み

ですが、上巻の終わりには新たな謎が提起されていて、読者は躊躇する

ことなく下巻に手を伸ばしてしまいます。 しかし一方で、ここまでストーリ

ーを膨らませて、いったいどのようなオチを持ってくるつもりなのか心配に

なってくるのもこのあたりからです。 

すげぇ~面白いんだけどオチがイマイチというミステリーに出会ってしまっ

たという経験はありませんか?


さて、結果を言うなら本書のオチは整合性も取れているし、感動の余韻を

味わったという読者も少なからずいることと思います。 ただ、あくまで私の

意見ですが、ここまで引っ張られて来た読者はそのような結末を求めてい

るのかなぁ~?というのが率直な感想です。 

喩えるならお蕎麦屋さんで最後に蕎麦湯(そばゆ)を頼んだら、何ゆえかラ

ーメンを煮たお湯が出てきたような感じです。 

蕎麦が最高に美味かっただけにとても残念です。 
 
関連記事
スポンサーサイト
 

Trackback

URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 

Comment


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。