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03-14(金)

「泣かない女はいない」 長嶋有



ごめんねといってはいけないと思った。「ごめんね」でも、いってしまった。―埼玉郊外の下請け会社に、事務として中途入社した、澤野睦美。恋人・四郎と同棲する彼女に、不意に訪れた心変わりとは?話題の表題作ほか、「センスなし」を収録。恋をめぐる心のふしぎを描く魅力あふれる小説集。



<感想> ★★★★☆

長嶋有さんを読むのは二冊目です。

『猛スピードで母は』では子供の視点から見た母親が描かれていましたが、

本書は独身女性が主人公の表題作と、離婚が秒読み段階の女性が主人

公の「センスなし」の二作が収められています。 短編の名手という言葉が

ありますが、さしずめ長嶋有さんを評するなら中編の名手というところです。

100頁ぐらいの長さを生かして、過不足なく描くというのは案外と難しいの

ではないかと思います。


さて、本書でも長嶋有さんは女性を巧く描いています。 

個人的にこの分野では角田光代さんがピカイチだと思いますが、この二人

の最大の違いは女性が心の奥底に秘めているものを「抉る」のか「掬う」の

かです。 具体的に言うなら、核心を突かれた時の痛みの違いです。 どち

らを支持するかは読者次第ですが、キュンとする痛みを味わいたい方には

長嶋有さんをオススメします。

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Comment


 

Re:「泣かない女はいない」 長嶋有(03/14)

「抉る」のか「掬う」。。。きたあかりさん的確な表現ですね。私も幼稚な言葉ではなく本の感想を書いてみたいものです。
トラックバックさせていただきました。読書日記の方でも何回か試みたんですが、うまく出来ませんでした。

 

ケイプコッドさん

こんばんはぁ~♪

>「抉る」のか「掬う」。。。きたあかりさん的確な表現ですね。私も幼稚な言葉ではなく本の感想を書いてみたいものです。

的確かどうかはわかりませんが、角田さんと比べると視線が優しいと思います。 男性作家にありがちな「理想の女性像」を押し付けることもないし・・・
長嶋さん女性にモテるタイプですよね。 私も精進してまいります(笑)

>トラックバックさせていただきました。読書日記の方でも何回か試みたんですが、うまく出来ませんでした。

TBありがとうございます♪
FC2の方ですよね?何でかなぁ~特に規制はしてないんだけど。 

 

ケイプコッドさんに同感。

「抉る」のか「掬う」のか。。。

そうそうケイプコッドさんのおっしゃ
る通りです。そういう鋭い分析、巧み
な表現ができたらなって思いますよ。
でもきたあかりさんみたくなるには、
少なくとも今の10倍くらい、しかも
ジャンルに偏りなく読む必要が・・
・・(笑)。

 

ミシェル・デマルケさん

こんにちはぁ~♪

>「抉る」のか「掬う」のか。。。

>そうそうケイプコッドさんのおっしゃ
>る通りです。そういう鋭い分析、巧み
>な表現ができたらなって思いますよ。
>でもきたあかりさんみたくなるには、
>少なくとも今の10倍くらい、しかも
>ジャンルに偏りなく読む必要が・・
>・・(笑)。

いやはやキョーシュクでございます(汗)
お礼といってはなんですが、明朝、ミシェル・デマルケさんのお宅の前に米俵と千両箱を置かせていただきますのでご笑納くださいませ(笑)

 
 
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