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03-07(金)

「しゃぼん玉」 乃南アサ


女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避行を続けていた伊豆見翔人は、宮崎県の山深い村で、老婆と出会った。翔人を彼女の孫と勘違いした村人たちは、あれこれと世話を焼き、山仕事や祭りの準備にもかり出すようになった。卑劣な狂犬、翔人の自堕落で猛り狂った心を村人たちは優しく包み込むのだが…。涙なくしては読めない心理サスペンス感動の傑作。


<感想> ★★★☆☆

様々なジャンルのミステリーを手がける乃南アサさんですが、本書をひとこと

で言うなら感動系ミステリーと言ったところです。 

自暴自棄なり、犯罪に手を染めるようになった若者が、ある山村でおばあさん

と出会い徐々に再生していくという筋立てです。 

瀬尾まいこさんの『天国はまだ遠く』に似ていますが、そこに犯罪や肉親間の

葛藤など乃南さんお得意の味つけがなされています。 


正直言って主人公の若者のキャラが中途半端だと感じましたが、彼と出会うお

婆さんの描き方が秀逸で、こちらに重きを置いて読むとだいぶ印象が変わるよ

うに思います。 


冒頭で読者をがっちり掴む手腕はいつもながら巧いなぁ~と思うし、泣かせテク

もいかんなく発揮されています。 ただ、あらすじにある「心理サスペンス」の売り

文句にはちょいと異議アリです。 他の作家であれば気にしませんが「乃南アサ

の心理サスペンス
」というブランドを安売りする版元の姿勢はいかがなものでしょ

うか・・・・などとたまには辛口で(汗)

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Comment


 

Re:「しゃぼん玉」 乃南アサ(03/07)

こんばんは(^^)
そうそう、感動系ミステリーでした。
TBさせてくださいませ♪ 

 

あ、おなじく!

「心理サスペンス」というのには???でした。
 年齢の高い子を対象にした児童文学でもいいくらいですよね。
 村のお年寄りたちが「ぼう」と呼ぶ響きが、とてもあったかくて好きです。”あたまをなでられる””ほめらんれる”こんなちょっとしたことに飢えている子って、すごく多いと思います。
 わたしにとっては、評判以上の小説でした。

 というわけで、TBさせていただきます♪

 

hamutanさん

>こんばんは(^^)
>そうそう、感動系ミステリーでした。
>TBさせてくださいませ♪ 

たしかに現実はそうとも行かないと思うけど、そうあって欲しいという結末でした。
TBありがとうございました★

 

ぶんこやさん

こんばんはぁ~♪

>「心理サスペンス」というのには???でした。
> 年齢の高い子を対象にした児童文学でもいいくらいですよね。

下手な売り文句より「現代のおとぎ話」の方が的を得ています。(笑)

> 村のお年寄りたちが「ぼう」と呼ぶ響きが、とてもあったかくて好きです。”あたまをなでられる””ほめらんれる”こんなちょっとしたことに飢えている子って、すごく多いと思います。
> わたしにとっては、評判以上の小説でした。

スマさんは翔人の中にある暗い影を見抜いてそのように接したのだと思います。 ただスマさん自身はある意味で子育てに失敗しているというあたりが皮肉ですよね。 自分の親だけではなく様々な人が関われば関わった分だけ子供は成長していくものなんだなと思いました。

> というわけで、TBさせていただきます♪

読み応えのある感想でした。ありがとうございました★

 

ですよね、安売りは駄目ですよね。

わ~、きたあかりさんも「しゃぼん玉」
を読まれましたか。

キャッチフレーズとか本のタイトルとか
を決めるときって、作家さんと編集さんの
戦いになることも多いらしいですよね。
出版社側は、売るためには今どき
だからこんなフレーズしかないべさ、
と中身との食い違いなんかは多少無視
して言ってくると。

買い手がそれに踊らされないように
しなきゃ・・・・ってね。

 

ミシェル・デマルケさん

>わ~、きたあかりさんも「しゃぼん玉」
>を読まれましたか。

いろんな方が感想をUPされているし、平積みになっていたので・・あと心理サスペンスだし(笑)

>キャッチフレーズとか本のタイトルとか
>を決めるときって、作家さんと編集さんの
>戦いになることも多いらしいですよね。
>出版社側は、売るためには今どき
>だからこんなフレーズしかないべさ、
>と中身との食い違いなんかは多少無視
>して言ってくると。

まぁ~編集サイドもタイヘンだとは思うんだけど、こういう売り方は信用なくしちゃいますよね・・作家自身に騙されたなどと考える人もいそうだし。 

>買い手がそれに踊らされないように
>しなきゃ・・・・ってね。

おっしゃる通りです。
営業は相手を踊らせてナンボですからね。

 
 
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