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02-09(土)

「熱帯魚」 吉田修一


大工の大輔は子連れの美女、真実と同棲し、結婚を目指すのだが、そこに毎日熱帯魚ばかり見て過ごす引きこもり気味の義理の弟・光男までが加わることに。不思議な共同生活のなかで、ふたりの間には微妙な温度差が生じて…。ひりひりする恋を描く、とびっきりクールな青春小説。表題作の他「グリンピース」「突風」の二篇収録。


<感想> ★★★★☆

帯にある「とびっきりクールな青春小説」という売り文句が適切であるとは言い

ませんが、純文学系の吉田作品の中では読みやすい部類に入るのではない

かと思います。 


表題作を含めて3作が収められていますが、いずれもどこかが欠落している

若者が主人公です。 特に、優しさの中に潜むエゴを描いた表題作はピカイチ

です。 『悪人』や『ランドマーク』でも感じましたが職人世界の「現場」を描かせ

たら著者の右に出る作家はいないと思います。 女性はあまり経験がないと

思いますが、一度でも炎天下の仮設トイレで用を足したことがあるなら一頁目

から著者の巧さを堪能できると思います。 

一人称語りの『グリンピース』は村上春樹さんの初期の短編を読んでいるよう

な気になりました。 表題作の汗臭さが苦手であれば、まずこちらを読むことを

オススメします。 

最後の『突風』は私の地元が舞台でした。 こういう色っぽい奥さんがいるかど

うかは不明ですが、民宿の時給はメチャクチャ安いので、バイトの女の子に逃げ

られたというエピソードにはリアリティーを感じました(笑)

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Comment


 

お、吉田修一読んでますね^^

どこかが欠落している若者。
私もいつも屈折しているなぁと感じて読んでます。

私も何かが欠落している中年にままなりませんが・・・。

 

alisa1966さん

こんにちはぁ~♪

>どこかが欠落している若者。
>私もいつも屈折しているなぁと感じて読んでます。

印象深いキャラが多いですよね。
吉田作品は二回ぐらい読むと良さがわかるかもしれません。

>私も何かが欠落している中年にままなりませんが・・・。

日々欠落したカケラを拾い集める毎日でございます(笑)

 
 
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