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01-12(土)

「光の雨」 立松和平

光の雨
2030年。玉井潔は、60年前の“あの事件”のために死刑判決を受けた後、釈放された過去を持つ。死期を悟った彼は、事件の事実を伝え遺すべく、若いカップル相手に、自分達が夢見た「革命」とその破局の、長い長い物語を語り始めた。人里離れた雪山で、14人の同志はなぜ殺されねばならなかったのか。そして自分達はなぜ殺したのか…世を震撼させた連合赤軍事件の全容に迫る、渾身の長編小説。


<感想> ★★★★★

本書は1971年から1972年にかけて発生した連合赤軍事件がテーマにな

っています。 当時5歳だった私はテレビ各局が生中継をした浅間山荘事件

を覚えていますが、本書で語られるのはその事件の引き金となる、同志14

人を殺害した山岳ベース事件です。 


団塊世代の方なら、学生運動からこの事件に至るまでの流れをご存知だと

思いますが、私の世代の知識はかなりあやふやです。 そもそも連合赤軍

って何?というレベルです。 この事件に関しては小池真理子さんの直木賞

受賞作である『恋』でもテーマになっていますが、みんな連合赤軍知ってるよ

ね!
という前提に基づいて書かれているので、正直言ってこの手のものに

関しては消化不良を起こしてしまいがちです。 


さて、本書は小説化しているとはいえ事件の調書を下敷きに書かれているよ

うです。 登場人物は仮名になっていますが全て実在の人物です。 加えて

当時の資料をつき合わせてみても限りなく事実に近いのではないかと思いま

す。 回想シーンでは語られる視点がころころ変わるし、独特の文体は慣れ

るまで時間がかかるかもしれませんが、事件の当事者がその存在さえも知ら

ない若い世代に語るという体裁を取っているので、私のように知識があやふ

やな世代でも読みこなすことが出来ます。 


彼ら14人はなぜ殺し殺されなくてはならなかったのか?そして彼らが目指し

た「革命」とはなんだったのか?私自身その本質に辿りつけたかどうか自信

はありませんが、事実の裏にある真実を少しだけ知ることができたような気

がします。 


目を背けたくなるような描写もあるので全ての方にオススメというわけには

いきませんが、久しぶりに読み応えのある作品に出会えました。 事件に興

味のある方にオススメします。


余談ですが、著者の立松和平さんと言えばニュース・ステーションに出てくる

栃木弁の気さくなオッサンというイメージがありましたが、この作品を読んで

びっくりしました(笑)


↓浅間山荘事件に関しては




感想を書く上で「無限回廊」連合赤軍浅間山荘事件

参考にさせていただきました。

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Comment


 

Re:「光の雨」 立松和平(01/12)

★5つですね。
今年中に読んでみます!

 

alisa1966さん

おはようございます♪

>★5つですね。
>今年中に読んでみます!

TVで浅間山荘みてたよね?(笑)
あれはいったいなんだったんだ?という長年の疑問に
終止符を打つことができました。

 

Re:「光の雨」 立松和平(01/12)

学生運動華やかなりし頃のチョイ後世代なので、私もいまひとつ
そっち関連は理解不能!
でも、浅間山荘事件のおりは、リアルタイムでTVニュースを見たんで印象深いですよ。
事件の深層部は皆目分からなかったけど、鉄球クレーンで打ち破り
突入するシーンには、衝撃を受けたっけ・・・(Θ.Θ)トオイメ
さっそく図書館で予約しま~す!

 

Re:「光の雨」 立松和平(01/12)

信頼するきたあかりさんのオススメ★五つですから、ほんとうに素晴らしい本なんでしょうね。
というのは、私は立松和平さんは食わず嫌いで、ぜんぜん読みたいと思ったことがないんです。
あのズーズー弁がなんとも、うさんくさくてわざとらしくて・・・
あまり食指が動かないけれど、きたあかりさんが勧めてくださるなら・・・今ぐらあっと来てます。

 

Re:「光の雨」 立松和平(01/12)

立松さんってやっぱり栃木弁なのかな~?
あの素朴な感じがいいな。
なんとなくしか覚えていないけど、私も真相が知りたくなりました。

 

お久しぶりです!

きたあかりさん こんばんは☆
大変遅ればせながら、新年ですね!
今年もよろしくお願いします。
楽しみに遊びに来ます♪

 

rosa caninaさん

こんばんはぁ~♪

>学生運動華やかなりし頃のチョイ後世代なので、私もいまひとつ
>そっち関連は理解不能!
>でも、浅間山荘事件のおりは、リアルタイムでTVニュースを見たんで印象深いですよ。
>事件の深層部は皆目分からなかったけど、鉄球クレーンで打ち破り
>突入するシーンには、衝撃を受けたっけ・・・(Θ.Θ)トオイメ
>さっそく図書館で予約しま~す!

当時、ワケもわからず一日中TVを見ていたような気がします。 鉄球が建物を壊すシーンはすご~く印象に残ってます。 「過激派」とか懐かしい響きですよね(笑)

 

ぱぐら2さん

こんばんはぁ~♪

>信頼するきたあかりさんのオススメ★五つですから、ほんとうに素晴らしい本なんでしょうね。
>というのは、私は立松和平さんは食わず嫌いで、ぜんぜん読みたいと思ったことがないんです。
>あのズーズー弁がなんとも、うさんくさくてわざとらしくて・・・

立松さんの語り口は当初、違和感がありましたが、私の場合慣れたあとは心地よく感じていました。 あれだけTVに出ていましたが、この作品がきっかけでTV出演を全て降板したらしいです。 

>あまり食指が動かないけれど、きたあかりさんが勧めてくださるなら・・・今ぐらあっと来てます。

読みやすい作品とは言えませんが、読み応えは充分でしたよ。 

 

ケイプコッドさん

こんばんはぁ~♪

>立松さんってやっぱり栃木弁なのかな~?

そうそう!言われてみると栃木弁ではないかも・・
宇都宮市役所に勤務されていたようですよ。

>あの素朴な感じがいいな。

先日ラジオの対談番組にご出演なさっていましたが、あの語り口は健在でした。

>なんとなくしか覚えていないけど、私も真相が知りたくなりました。

うん。でもちょっと怖いよ・・(汗)

 

秋(もみじのイチニチ)さん

こんばんはぁ~♪

>きたあかりさん こんばんは☆
>大変遅ればせながら、新年ですね!
>今年もよろしくお願いします。
>楽しみに遊びに来ます♪

わざわざ、お越しいただきありがとうございます。
こちらこそ今年もよろしくお願いします♪


 
 
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