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01-11(金)

「氷結の森」 熊谷達也


日露戦争から生還した柴田矢一郎は、故郷の秋田県阿仁を離れ、職も住まいも転転とする流浪の生活を続けている。そんな彼を10年もの間、追い続ける男がいた。雪深い森で、男から散弾銃を浴びた矢一郎は、危機一髪逃れるが…。さらなる過酷な運命が、矢一郎を待ち受けていた。直木賞受賞作「邂逅の森」に連なる“森シリーズ”マタギ三部作完結篇。



<感想> ★★★☆☆

“森シリーズ”マタギ三部作の完結篇になる本書の舞台は、日露戦争直後の

南樺太(サハリン)です。 厳冬の南樺太をさ迷う主人公は様々な試練に遭遇

して行きます。 中盤から舞台は対岸のロシアへ・・・折りしも極東の町はロシ

ア革命の嵐が吹き荒れていました。 


サハリンに住む原住民の美しい少女、赤軍パルチザン、影の世界に君臨する

中国人。 そして厳冬の町に流れついたワケありの日本人達。 時代背景もき

っちり描かれているし超一級の冒険小説に仕上がっています。 


でも、マタギは・・・・

これってマタギ三部作じゃなかったのか?という基本的な問題は最後まで置き

去りにされています。 凶暴なヒグマの生息地である北の大地を舞台に、人間

と自然の対決を期待していたのに・・・・さらに言うならゴルゴ13並みの射撃の

腕(元マタギなので・・)を持つ主人公のストイックさも鼻につきます。 


まぁ~冒険小説としてはそこそこ面白いし、そこはそれなりに評価をしますが、

『邂逅の森』で著者に惚れ込んだ読者はマタギの物語を期待しているわけで、

このあたりはやられたというか騙されたというか・・・

ちょっとビミョーな気分にさせられました。 

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Comment


 

「マタギ三部作」は出版社の都合でしょう

人間の営みと自然の対立を描いた『邂逅の森』とはかなりかけはなれててしまったと私も思いました。やはり時代そのものが変化したのでしょう。
近代という社会にある人間同士の抜き差しならぬ対立がテーマになったんですね。

 

よっちゃんさん

おはようございます♪

>人間の営みと自然の対立を描いた『邂逅の森』とはかなりかけはなれててしまったと私も思いました。やはり時代そのものが変化したのでしょう。
>近代という社会にある人間同士の抜き差しならぬ対立がテーマになったんですね。

TBしていただいた感想を拝見して、ちょっと浅読みだったかなぁ~と反省しております(汗)個人的には吉村昭の『羆嵐』のようなものを想像してました。

 
 
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