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12-06(木)

「クローバー」  島本理生

ワガママで思いこみが激しい、女子力全開の華子。双子の弟で、やや人生不完全燃焼気味の理科系男子冬冶。今日も今日とて、新しい恋に邁進せんとする華子に、いろんな意味で強力な求愛者・熊野が出現。冬冶も微妙に挙動不審な才女、雪村さんの捨て身アタックを受け…騒がしくも楽しい時は過ぎ、やがて新しい旅立ちの予感が訪れる。理想の人生なんてありえないけれど、好きなひとと手をつないで、明日も歩いてゆきたい―。『ナラタージュ』の島本理生がおくる、キュートで痛快、せつなくて愛おしい、最新恋愛長編。

<感想> ★★★★☆

島本理生さんの最新作です。

今年に入って三冊目の長編ですが、前二冊は重たかったとお思いの方も

多いと思います。 とはいうものの大半の島本ファンは評価しているようで

す。 しかし、一方で版元が最も狙っているであろう20代独身女性へのアピ

ールという点では弱かったのではないかと思います。 


その反動かどうかはわかりませんが、本書は非常に読みやすい作品に仕

上がっています。 正直言って冒頭で語られる華子の女子力全開ぶりは

「オヂさんはそんなの望んでないんだけど・・」

という感じでしたが、ちょっとカゲのある華子の双子の弟冬治と、かなり不器

用な雪村さんのオーソドックスな恋愛模様は、リオっちワールド全開でファン

を安心させてくれるはずです。


さて、この作品の特徴をいくつかあげるなら、まず第一に男性の一人称で語ら

れている点です。 今まで女性の一人称ばかりだったので、とても新鮮でした。

もうひとつは、主人公である双子の姉弟の関係性です。 お互いの性格や生

活を知り尽くしていて精神的に依存度の高い関係ですが、突き放すところは突

き放している関係でもあります。 単に姉弟ではなく双子としたところに著者の

意図があるような気がします。 


日々、女子力UPに励む独身女性から、えびちゃんと山田優さんの見分けがつ

かないというオッサン(←あんまりいないと思うが)まで、あらゆる方にオススメで

きる普遍の恋愛小説です。
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Comment


 

Re:「クローバー」  島本理生(12/06)

「えびちゃんと山田優さんの見分けがつかないというオッサン」って…∵:.(:.´艸`:.).:∵ぶっ。
みょーに、うけてしまいました(笑)

 

Re:「クローバー」  島本理生(12/06)

語り手が男というのは新鮮でしたね。
いつもと違う島尾理生に惚れ直してしまいました。
 humuhumu

 

hamutanさん

こんにちはぁ~♪

>「えびちゃんと山田優さんの見分けがつかないというオッサン」って…∵:.(:.´艸`:.).:∵ぶっ。
>みょーに、うけてしまいました(笑)

っていうか、上野樹里さんってどんな人ですか?
エリカ様ならわかるんだけどね・・(汗)

 

humuhumu77さん

こんにちはぁ~♪

>語り手が男というのは新鮮でしたね。
>いつもと違う島尾理生に惚れ直してしまいました。
> humuhumu

男性一人称というのは予備知識としてありました。 多少の違和感を覚悟で読みはじめましたが、見事に裏切られました♪

 

Re:「クローバー」  島本理生(12/06)

島本理生さんって、まったく未読の作家さんです(^^;)ゞ
きたあかりさんの入れ込み具合を見て、興味津々~☆
さっそく来週の図書館で探してみようと思います!
こうやって、これまで未チェキの作家さんを掘り出せるのがブログ廻りの醍醐味ですよね。
ありがとうございま~す♪

 

rosa caninaさん

こんばんはぁ~♪

>島本理生さんって、まったく未読の作家さんです(^^;)ゞ
>きたあかりさんの入れ込み具合を見て、興味津々~☆

島本さんは、綿谷さんと金谷さんが芥川賞をW授賞した時にノミネートされていました。 三人とも同い年なので比較されることが多いんだけど、お二人に比べると知名度イマイチです。 お若い作家さんですが、老成した文章を書かれる作家さんです。
 
>さっそく来週の図書館で探してみようと思います!
>こうやって、これまで未チェキの作家さんを掘り出せるのがブログ廻りの醍醐味ですよね。
>ありがとうございま~す♪

初めてお読みになるなら『ナラタージュ』がオススメです。 まだ文庫は出ていませんがブック○フの100円コーナーにあると思います(たぶん)。

 

Re:「クローバー」  島本理生(12/06)

こんばんは。「クローバー」読みましたよ~。
いや~、前の2作とは うってかわって かわいくて
これはこれで とても 良いのではないかと 思いました。
あ~ん、もっともっと 書いてほしいです~。もっと島本理生を読みたい~!

 

kayokorinさん

おはようございます♪

>こんばんは。「クローバー」読みましたよ~。
>いや~、前の2作とは うってかわって かわいくて
>これはこれで とても 良いのではないかと 思いました。
>あ~ん、もっともっと 書いてほしいです~。もっと島本理生を読みたい~!

同じ時代に生きている幸せを実感させてくれる作家だと思います。 来年も新作をバンバン書いてほしいものです♪

 
 
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