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11-23(金)

「聖なる黒夜」 柴田よしき

東日本連合会春日組大幹部の韮崎誠一が殺された。容疑をかけられたのは美しい男妾あがりの企業舎弟…それが十年ぶりに警視庁捜査一課・麻生龍太郎の前に現れた山内練の姿だった。あの気弱なインテリ青年はどこに消えたのか。殺人事件を追う麻生は、幾つもの過去に追いつめられ、暗い闇へと堕ちていく―ベストセラー「RIKO」シリーズから生まれた究極の魂の物語、ついに文庫化!上巻に本書サイド・ストーリー『歩道』を書籍初収録。


<感想> ★★★★☆

『RIKO』で柴田作品の先入観を覆されたので、似た作風の作品をもう

一冊読んでみました。 

本書は文庫1200頁という大長編で、中心人物である刑事と企業舎弟の

現在と過去や、犯罪の周囲に蠢く人間たちの内面を妥協することなく描きき

っています。 更にミステリーの核である犯人探しに関しても文句ナシだし

悪の本質とは?というテーマは、最後までぶれることなく読者の胸に何かを

残します。


『観覧車』では乃南アサさんに、『RIKO』では桐野夏生さんに近いものを感

ましたが、本書は高村薫さんに限りなく近いような気がします。 

圧倒的な筆力でミステリー界の高踏派と評される高村さんですが、粘着質な

文章にイマイチなじめない私は柴田よしきさんに軍配を上げたいと思います。


しかし、これも高村作品と共通する点ですが、男性同士の濃密な関係はイマ

イチ引いてしまいました。 もちろん、そういう嗜好をお持ちの方々や、い

わゆるBLをお読みになる方々を否定するつもりはありませんが、正直言っ

て男性読者にはかなりキツイというのがホンネです。 


まぁ~そんな一面を踏まえても読み応えのある一冊でした。 

高村作品がお好きな方なら容赦なくオススメします。


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Comment


 

Re:「聖なる黒夜」 柴田よしき(11/23)

こんばんは!

う~ん、高村作品は大好きなんですが BLってどうも苦手。
でもこれは読んでしまいそうです。
柴田よしきさんって守備範囲が大層広くて どの分野でもあるレベル以上、って感じですが イマイチ存在が地味な 不思議な作家さんですね。
「ワーキングガールウォーズ」なんていうのも軽く楽しく いい作品でした。
かと思えば暗~いミステリーもあるし。。。

 

りりぃさん

そうそう高村作品のBLちょっと困っちゃうんですよね(笑)                     柴田よしきさんは、各々得意分野を確立しているミステリー系女性作家の中の中にあって、ある意味隙間産業的な存在なのではないかと思います。別のいい方をすればかなり器用な作家さんです。

 
 
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