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08-02(木)

「無名」 沢木耕太郎


一日一合の酒と一冊の本があれば、それが最高の贅沢。そんな父が、夏の終わりに脳の出血により入院した。混濁してゆく意識、肺炎の併発、その後在宅看護に切り替えたのはもう秋も深まる頃だった。秋の静けさの中に消えてゆこうとする父。無数の記憶によって甦らせようとする私。父と過ごした最後の日々…。自らの父の死を正面から見据えた、沢木文学の到達点。


<感想> ★★★★☆

本書は、ノンフィクションライターとして不動の地位を築いている沢木耕太郎

さんが、父親の死とその前後における自らの心境を描いた作品です。 


戦後復興の波に乗ることができず、生涯定職を持つことなく真摯に家族を支え

た、文字通り「無名」の父親。 そんな父親から作者はどのような影響を受

けたのか? 生涯「無名」であることを望んだ父の真意はどこにあるのか?


数年前まで、この手の作品を読むと遺された息子の立場で読んでいましたが、

気がつけば父親の立場に立って読んでいました。 父親は息子に何を遺して

やれるのか?自分がどのように死んでいくのか?そんなことを考えた一冊で

した。


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Comment


 

沢木耕太郎

沢木耕太郎はノンフィクションは勿論ですが、最近は近年発表された『血の味』や『声をたずねて、君に』(読売新聞連載中)などの「小説」に注目してます。評価は賛否両論分かれているようですが、私は良いと感じました。(ノンフィクションの作品とは分けて評価されるべきだと思います)『無名』は読んだことありませんが、今あげた小説にも関係していそうなので、興味が惹かれます。

 

「無名」 沢木耕太郎

はじめまして。『もみじのイチニチ』の秋といいます。まだブログ初心者なのですが、、私も「無名」読んだのでコメントのこさせていただきました☆
本って同じ本でも、読む時期や自分がおかれてる状況なんかで、全然感じることが違ってきますよね。
そんなことを私はうまく表現できないのだけれど、
きたあかりさんの感想を読んでとても惹かれました。

 

ゆずりは文庫さん

こんばんはぁ~♪

>沢木耕太郎はノンフィクションは勿論ですが、最近は近年発表された『血の味』や『声をたずねて、君に』(読売新聞連載中)などの「小説」に注目してます。評価は賛否両論分かれているようですが、私は良いと感じました。(ノンフィクションの作品とは分けて評価されるべきだと思います)『無名』は読んだことありませんが、今あげた小説にも関係していそうなので、興味が惹かれます。

二作とも未読ですが、この作品の中に『地の味』を思わせる作品を書いている場面が出てきます。 作家の父親と言えば「ばなな親子」や「金原親子」のようにすげぇ~お父さんがいたりするわけですが、沢木さんのお父さんは弱さを持ったふつーの人だったようです。

読売新聞に連載持っているんですね!
さっそくチェックしてみます♪

 

もみじのイチニチ☆さん

はじめまして♪ 

>はじめまして。『もみじのイチニチ』の秋といいます。まだブログ初心者なのですが、、私も「無名」読んだのでコメントのこさせていただきました☆

コメントありがとうございます♪
ブログはおはじめになったばかりですか?
本を読むのは楽しみの一つですが、読み終わった後にイロイロな方の感想を拝見する楽しみはブログならではだと思います。 


>本って同じ本でも、読む時期や自分がおかれてる状況なんかで、全然感じることが違ってきますよね。
>そんなことを私はうまく表現できないのだけれど、
>きたあかりさんの感想を読んでとても惹かれました。

自分が若い頃に読んだ作品を再読すると、そういう気分になりますよね。 

またよかったらコメントお願いします♪

 
 
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