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01-08(月)

「海の仙人」  絲山秋子


宝くじに当った河野は会社を辞めて、碧い海が美しい敦賀に引越した。何もしないひっそりした生活。そこへ居候を志願する、役立たずの神様・ファンタジーが訪れて、奇妙な同居が始まる。孤独の殻にこもる河野には、二人の女性が想いを寄せていた。かりんはセックスレスの関係を受け容れ、元同僚の片桐は片想いを続けている。芥川賞作家が絶妙な語り口で描く、哀しく美しい孤独の三重奏。


<感想> ★★★★☆

絲山秋子さんは『袋小路の男』『沖で待つ』を読んで三作目になります。

『袋小路の男』は直木賞にノミネートされ『沖で待つ』は芥川賞を受賞しました。 

芥川賞に数回ノミネートされてその後、直木賞を受賞した作家は数多くいます

が、その逆というのは珍しいのではないかと思います。 それを踏まえた上で言

うなら「最も読みやすい純文学を書く作家」というのが私の持っている絲山秋

子さんのイメージです。 

さて、本書を純文学的に読み解くなら、孤独を抱えた人間が持つ他者との距

離感だと思われますが、エンターテイメントとして読むなら、セックスの介

在しない男女(恋愛)関係の緊張感が存分に描かれた恋愛小説と言い換える

ことが出来ます。 『袋小路の男』でもまったく同じ男女関係を描いていま

すが、緊張感をポイントにするなら本書は数段優れています。 男性主人公

も巧く描けているし、ファンタジーという人物?の配置も秀逸です。 ただ、

リンク先のhakoさんも指摘されていましたが、限られた枚数にエピソードを

詰め込みすぎている感は否めません。 

『袋小路の男』で消化不良を感じた方、普段は純文学は読まないけど、たま

には読んでみたいなぁ~とお思いの方にオススメします。 

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Comment


 

なるほど

私も絲山秋子は直木賞なんじゃないの?と思いましたが、川上弘美も芥川受賞作以外は読みやすいと感じています。
芥川受賞作の『蛇を踏む』はなるほど芥川という感じでしたが。。。

この本も是非読んでみたいです。
図書館に予約しなくては!

 

alisa1966さん

こんばんはぁ~♪

>私も絲山秋子は直木賞なんじゃないの?と思いましたが、川上弘美も芥川受賞作以外は読みやすいと感じています。
>芥川受賞作の『蛇を踏む』はなるほど芥川という感じでしたが。。。

本は人並みに読んでいるつもりですが、芥川賞作品(純文学)はなかなか読みこなせないです・・・お遊び読書の限界なのかもね。。

>この本も是非読んでみたいです。
>図書館に予約しなくては!

150頁で短いし読みやすいですよ!
ゆるゆるした展開も好きです♪

 
 
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