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Author:きたあかり
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09-01(土)

『深夜食堂』と8月の書籍代

8月は暑かったり、ちょっと忙しかったので文芸10冊、漫画5冊、その他4冊でした。

今月ハマったのは『深夜食堂』原作はもちろんよかったんだけど、映像化された深夜ドラマに激しくツボりました。 新宿ゴールデン街にある食堂を舞台にした人情ドラマですが、登場人物がヤクザ、オカマ、ストリッパー、流し、ホームレスのおっちゃんその他で昭和の場末感ぷんぷんです。 

ドラマではそんなキャラクターを演じる役者陣がとてもいいです。 名前を聞いてもパッとこないかも知れないけど、顔を見れば映画やドラマでお馴染みの役者さん。 よくぞこれだけの名バイプレイヤーを揃えたなと、ただただ感心しました。

ファンの間では第11話の評価が高いようですが、個人的には第5話第9話がお気に入りです。 第9話に出ているりりぃさんはあのりりぃさんです。今はドリカム吉田美和さんのお姑さんと言った方が早いかもしれませんね。




 


というわけで8月の書籍代です。
 19冊 1,240円 

8月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:4179ページ
ナイス数:321ナイス



すみれすみれ
直近二作が長編だったせいか、久しぶりに青山さんらしい作品を読んだような気がします。 レミちゃんを通して垣間見る人間(おとな)のほつれ。 中学三年生の主人公がそれとどのように向き合っていくのか?そこで生じる畏れや戸惑いが巧みに表現されていたように思います。 するすると読めてしまうので「読み応え」がないと感じてしまうかもしれませんが、淡白な文章を用いて何をどのように表現するのか?という視点で読むと、一味違った「読み応え」を感じることができます。
読了日:08月31日 著者:青山 七恵


その日東京駅五時二十五分発その日東京駅五時二十五分発
『新潮』2011/9月号にて読了。 祖父のされこうべの使い方などは単純に巧いと感じましたが、直木賞候補にもなった『きのうの神さま』を期待するとハズすかもしれません。 ただ、西川美和さんのプロフィールと作品の執筆時期。 それらを加味するとすれば読み方は大きく変わってくると思います。 単行本のあとがきではそのあたりに触れられているようです。 ちなみに装丁に描かれている緑色の棒は和文のモールス符号です。 解読してみてください。(笑)
読了日:08月30日 著者:西川 美和


明治大正昭和 日本のポスター (京都書院アーツコレクション)明治大正昭和 日本のポスター (京都書院アーツコレクション)
文庫ですが基本的に1頁にポスター1枚なので、大判のレトロポスター本よりじっくり見ることができます。プロパガンダ系では「軍事保護院」と「支那事変国債」が時代を感じさせてくれます。ストレート過ぎる「日本トラホーム予防協会」相変わらずの「ボラギノール」「東洋唯一の地下鉄道」銀座線の開業ポスターは今でも行けるかも。「竹久夢二展覧会」夢二のヌード画は初めてみました。 高速度滋養飲料「どりこの」って何よ?発売元が大日本雄辯会(現講談社)とか・・「どりこの」の吸引力に抗えないかも(笑)
読了日:08月29日 著者:三好 一


カムイ伝 (1) (小学館文庫)カムイ伝 (1) (小学館文庫)
30年以上前、アニメにはまって手にしたものの理解不能で挫折。 へっぽこながらオッサンに成長したので再チャレンジっす。 当時「漫画なんて読んでいるんじゃない」と言っていた周囲の大人たちがどれほど薄っぺらだったのか、そして「漫画は読書じゃない」などと給う自称教養人がどれほど愚かなのかをわからせてくれる作品です。 もちろん頭の中では「忍びのテーマ」がヘヴィーローテーション(笑)http://www.youtube.com/watch?v=vOwR_UFx6iE 
読了日:08月27日 著者:白土 三平


最果てアーケード(1) (KCデラックス)最果てアーケード(1) (KCデラックス)
義眼屋の兄ちゃんイケ面すぎだろ・・(笑)などとあちこちつっこみを入れながら読了。 私が小川作品に惹かれるのは文章の緻密さと圧倒的な静寂感です。それを絵でどれだけ表現できるのか?独特の世界観を作者の有永イネさんとどれだけ共有できるのか?をポイントに読み進めました。 全てとは言いませんが、無国籍な街の雰囲気と薄暗いアーケードと店内の様子はおぉ~この感じ・・この感じ・・でした。 とりあえず1巻だけと思いましたが読了とともに2巻をポチっていました。
読了日:08月26日 著者:有永 イネ


山本耳かき店 (ビッグコミックススペシャル)山本耳かき店 (ビッグコミックススペシャル)
『深夜食堂』から。耳かきをこれほどディープに表現していることに驚きました。 特に71~72頁の巻貝(高知ではニナ貝と呼ばれているようです)「私の三半規管が微かにしびれた・・・・」で終わるカット。 耳かきフェチならこの感覚が理解できるのではないかと思います。 野暮なことは言いたくありませんが、芥川賞にコミック部門があったら受賞間違いなし。 純文学系フェチ漫画です。
読了日:08月23日 著者:安倍 夜郎


鉄子の旅 (1) (IKKI COMIX)鉄子の旅 (1) (IKKI COMIX)
今更ながら一冊。装丁の絵が思いっきり地元なので読んでみました。 横見浩彦さんの思考回路が百けんセンセイそのもので笑いました。  最近、暑さに負けて漫画ばかりの日々が続いています。 リハビリがてら新刊の角田本を読んでみようと思います。
読了日:08月22日 著者:菊池 直恵,横見 浩彦


旅情酒場をゆく (ちくま文庫)旅情酒場をゆく (ちくま文庫)
『さいごの色街 飛田』が面白かったので読んでみました。 私自身は下戸ですがお酒を飲みたい気分になりました。そしてなにより旅に出たくなる一冊です。 装丁で使われている写真がめちゃくちゃイイです!!
読了日:08月20日 著者:井上 理津子


消えた受賞作 直木賞編 (ダ・ヴィンチ特別編集)消えた受賞作 直木賞編 (ダ・ヴィンチ特別編集)
歴代受賞作の中から、現代では読むことの難しい作品を集めたアンソロジー。 受賞時に最も旬だった作家の作品を読むということは、内包している時代の雰囲気や吹いていた風を読み取る楽しみも含んでいます。 時代を色濃く反映している分、旬を過ぎたので時代遅れとされ淘汰されてしまった。 ただ、文芸作品として一定以上のクオリティーがある。 本書に収められて九篇はそのような性質の作品だろうと思います。 名作を読むのもいいですが、このような作品を読むのも近代文学の楽しみの一つかもしれません。 『雲南守備兵』『虹』がツボでした。
読了日:08月19日 著者:


真昼なのに昏い部屋真昼なのに昏い部屋
普通の文体で書かれたするならジョーンズさんの狡さや、美弥子さんの危うさ(静かな狂気)が際立ったと思いますが、ですます文体でホノボノ不倫小説に仕上げてしまうところが江國さんらしい。 ホノボノ不倫といえば小川糸さんの『喋々喃々』を思い起こしますが、比較するとその巧みさを実感できます。 直木賞後の江國さんに魅力を感じなくて、しばらく離れていましたが『抱擁、あるいは・・・』を機に再度ハマりつつあります。 『抱擁、・・・』もそうでしたが装丁ピカイチですね。 ただし、オッサン的には電車内カバー無しはキツイ(笑)
読了日:08月17日 著者:江國 香織


春から夏、やがて冬春から夏、やがて冬
読者の想定する結末の裏を掻いたのだと思いますが、そこまでヒネる必要があったのかな?子供を事故で亡くした主人公の心理描写が巧みで途中までは楽しめただけにザンネンです。 
読了日:08月16日 著者:歌野 晶午


ku:nel (クウネル) 2012年 09月号 [雑誌]ku:nel (クウネル) 2012年 09月号 [雑誌]
読友さんの感想を拝見して。 コルトンプラザ内にある庭園が特集されているとのことだったので買ってみました。 創刊当時から続いている川上弘美さんと江國姉妹の連載。 BOOK特集もツボなので、個人的コストパフォーマンスはめちゃくちゃ高い雑誌です。 唯一ザンネンなのは、私が書店の女性誌コーナー近寄ることのできない気弱なオッサンであるということです。 
読了日:08月15日 著者:


戦後占領期短篇小説コレクション 1 1945-46年 (1)戦後占領期短篇小説コレクション 1 1945-46年 (1)
敗戦直後から、その翌年までに発表された作品を集めたアンソロジー。 戦争をはさんで近代と現代に分けられる文学史ですが、その間にあった混沌を明確に見出すことができます。 定番である田村泰次郎『肉体の悪魔』と坂口安吾『戦争と一人の女』を含め10篇が収められています。 一番ガツンと来たのは八木義徳『母子鎮魂』このアンソロジーの核を成す作品です。 あの時代に作家は何を描こうとしていたのか?ではなく、あの時代人々は何を読み考えていたのか?という視点で読むと、さらに興味深い読みものとなる筈です。 明日は終戦記念日です。
読了日:08月14日 著者:平林 たい子,石川 淳,織田 作之助,永井 龍男,川端 康成,井伏 鱒二,田村 泰次郎,豊島 与志雄,坂口 安吾,八木 義徳


深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)
この場末感はいったい・・・・久しぶりにオリジナルを買ってみたくなりました。ドラマ化されているようなのでチェックしてみます。 この漫画に感想なんて野暮すぎます。
読了日:08月13日 著者:安倍 夜郎


PENで撮るかんたんかわいい写真 ~思いどおりのイメージでたいせつな時を残すレシピ集 (美術のじかん)PENで撮るかんたんかわいい写真 ~思いどおりのイメージでたいせつな時を残すレシピ集 (美術のじかん)
基本的な操作に慣れて、そろそろ次の一歩を・・と考えているPENユーザーのための参考書です。 対象機種はE-P1・E-P2・E-PL1ですが、機能的にほとんど同一のE-PL2でも問題はありません。 ISOとホワイトバランスはカメラお任せ状態だったので、とても参考になりました。
読了日:08月11日 著者:山本 まりこ


アレグリアアレグリア
楊逸さんの芥川賞受賞や同賞で候補になったシリン・ネザマフィさんの登場で耳目を集めた越境文学ですが、その元祖は96年に『いちげんさん』で候補になった本書の著者デビット・ゾペティさんです。 本書はバレエと恋愛を軸にしながら、登場人物それぞれのアイデンティティ(帰属)を描く作品です。 移民社会を背景に持つ米文学では盛んなテーマですが、当然ながら日本文学で触れられることは皆無です。ここまで踏み込んで描けるのは越境文学者の特権かもしれません。 
読了日:08月09日 著者:デビット・ゾペティ


二度はゆけぬ町の地図二度はゆけぬ町の地図
「貫多シリーズ」三作が収められた作品集。 すべて読んだわけではありませんが、シリーズの中では一番読みやすくてエンタメ色も濃いように思います。 今回は青いバスに乗せられる羽目になる貫多。 個人的には寅さんシリーズ的なノリで読んでいます。 「・・・なぞ、松本清張みたいなことを言い、」がツボでした。
読了日:08月08日 著者:西村 賢太


往復書簡往復書簡
著者お得意の独白体を応用した書簡体の中篇3作が収められた作品集です。 三作ともちょっと強引じゃないのか?というオチですが、湊さんの筆力のせいで納得しちゃうんですよね。 また私を力づくで捻じ伏せて・・・という感じかな(笑) 正直言って独特のドロドロ感も少し飽きてきたし、湊作品に共通するオチも好きではありませんが、新作が出るたびに読んじゃうんですよね。 迫力のある文章がクセになっているのかもしれません。 
読了日:08月03日 著者:湊 かなえ


傷痕傷痕
何で設定を日本に置き換えてまでMJ?あまり期待せずに読みはじめましたが、見事にハマってしまいました。 桜庭作品だとか設定変更だとか、そんなことを隅に追いやって頭の中では"Heal the World"や"Billie Jean"がヘヴィーローテーション状態でした。 私自身はMJファンというわけではありませんが、MJがいるのが当たり前の世界を生きていたんだとつくづく感じました。 「傷痕」は、そんな世界から放り出されてしまった私たちを象徴するキャラクターなのではないか?などと思ったりもしました。
読了日:08月02日 著者:桜庭 一樹

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