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03-31(土)

「木暮荘物語」  三浦しをん






【内容情報】(「BOOK」データベースより)
小田急線・世田谷代田駅から徒歩五分、築ウン十年。空き室あります!安譜請ですが、人肌のぬくもりと、心地よいつながりがあるアパートです。うまい、深い、面白い。三拍子揃った会心作。





<感想> ★★★☆☆

新刊の『舟を編む』が話題になっている三浦しをんさん。 モーレツに読みたい気分ですが角田光代さんの新刊を買ってしまったので今月は無理です。 というわけで、ちょっと前の作品である本書を図書館で借りてきました。


さて、木暮荘というおんぼろアパートを舞台にした本書は連作短編の形式がとられています。 老若男女それぞれの「性」をテーマにした作品です。 「性」をテーマにした作品は、ドロドロに煮込んだバリバリの純文学か、奥田英朗さんの『ララピポ』のようにドタバタに終始したナンセンスものかの両極端に分かれるパターンが多いような気がします。


それを踏まえるなら、このテーマでバランスの取れた読みやすい作品を創りだすというのはホネで、さらにそれを読者層の大半を占める若い女性に読ませる作品に仕上げるとなるとかなりの工夫が求められるのではないかと思います。 しかし、それをすんなりこなしたうえで、いやみにならない程度の「深み」を加味する。 三浦しをんさんは作家以上に職人です。


個人的によかったのは、栗田有起テイストの『柱の実り』と、ちょっと重たい感じの『ピース』。 オッサン目線で読むなら『心身』も悪くないと思います。 『穴』は必要以上に踏み込んでないところが、しをんさんらしいところです。 『嘘の味』も嫌いではありませんが、ちょっとバランスを欠いているように感じました。 


しをん親方の職人ワザを堪能したいとお考えの方におススメです。



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