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08-28(日)

「半生の記」 松本清張




貧しく孤独な生い立ち、失意の青春時代、そして作家としてデビューするまでの苦闘の日々を、切々と告白した心うつ魂の記録。




<感想> ★★★★☆

かつて、長者番付(高額納税者公示制度)なるものが例年発表

されていました。 新聞などでは分野別に発表していて、松本清

張は作家の分野で常に名前が記されていました。


作品を読むようになり、そんな大ベストセラー作家がかなりの苦

労人だと知りましたが、私小説の体裁をとっている本書では、そ

のすさまじい苦労ぶりが詳細に描かれています。


小学校しか出ていないとか、朝日新聞で版下工をやっていたな

どのエピソードは有名ですが、戦後は北九州から西日本一帯

を旅しながら、箒を売り歩いていたというのは初めて知りました。 


代表作である『砂の器』に物乞いをしながら旅を続ける親子が

出てきますが、それは清張が行商をしながら、どこかで見た光

景だったのではないだろうか?などと思ったりもしました。


清張作品は社会から抑圧されている弱い立場の人たちを描い

たものが数多くあります。 彼はなぜそんな作品ばかりを書い

ていたのか?そして、それらの作品がなぜ多くの人に受け容

れられたのか?そのヒントがこの私小説に隠されています。


清張ファンはもちろんですが、単純に貧乏話がお好きな方に

もおススメします。
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