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08-21(日)

「昭和二十年夏、僕は兵士だった」 梯久美子


かれらもまた、あの夏、ひとりの兵士だった。俳人・金子兜太、考古学者・大塚初重、俳優・三國連太郎、漫画家・水木しげる、建築家・池田武邦。廃墟の中から新しい日本を作り上げた男たちの原点は、太平洋戦争の最前線で戦った日々にあった。何もかも失った若者は、どのようにして人生を立て直したのか。過酷な戦場体験と戦後の軌跡を語り尽くした感動のノンフィクション。巻末に児玉清氏との対談を収録。


<感想> ★★★★☆

この国では戦争の記憶が年々薄れ行くような気がしてなりません。

特に原爆が投下され、敗戦を迎えた夏にその思いを強くしていま

す。


私は反戦を声高に叫ぶ市民団体や、物事を曲解して、戦争に

結びつける人達が正直言ってあまり好きではありません。 ただ、

昨今の情勢(特にネット社会)を見るにつけ違和感を覚えます。 


さまざまな論議がなされること自体に問題はありませんが、なに

やら戦争の悲惨さを認識していない人達が、好き勝手なことを言

っているように思えてなりません。 


さて、本書でインタビューをされている人たちは、いずれもそれぞ

れの分野で名前を残しています。 そして、もうひとつ共通するの

は若き日の彼らは兵士として太平洋戦争に従軍していたことです。


インタビュされているのは、俳人・金子兜太、考古学者・大塚初重

俳優・三國連太郎、漫画家・水木しげる、建築家・池田武邦の各

氏です。 


彼らはどのような従軍経験をし、敗戦後どのような思いで生きてき

たのか?それをインタビュアである著者は煽ることなく、抑制の効

いた筆致で彼らの想いを綴っていきます。 その姿勢は真摯とい

う言葉がぴったりです。


著者の梯久美子さんは61年生まれ。 私とほぼ同世代でもありま

す。 語り継ぐという言葉の責任と重みを強く感じた一冊でした。

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