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07-24(日)

「上を向いて歩こう」 ヒキタクニオ




手垢にまみれた「男らしい」という言葉は、現代では「オヤジ」に変わった。当たり屋のオヤジ、嘘つきなオヤジ、亭主関白のオヤジ、定年退職したオヤジ、娘が薬物中毒のオヤジ-。大藪賞作家がさまざまな父親像を温かく描く、傑作小説。



<感想> ★★★★☆

本書は湯屋(←個人経営の健康ランドみたいな感じ)の亭主を

主人公にした連作短編です。


さて、ヒキタクニオさんはアンダーグラウンドに生きている人を描

く筆が秀逸ですが、本書の主人公も元ヤクザという肩書きです。 

そんな亭主(主人)のもとにやってくるお客それぞれが、父親に

ついてぽつりぽつりと語るという設定です。


特に印象に残ったのは、当り屋だった父親を描く『小指のおもひ

で』
子供からすれば滅茶苦茶情けない父親を語り合う二人の会

話が胸に沁みます。

もうひとつあげるとするなら『鬼やんま』子供たちも成長した老夫

婦が出てきますが、幼馴染だった二人のエピソードや憎まれ口

をたたき合う夫婦の会話。 そしてラストが泣けます。


最後の『上を向いて歩こう』 正直ってヤクザ絡みの人情モノはズ

ルい気がするんだけど、オチがとてもいいです。 


日々、お仕事でお疲れのお父さんにおススメな一冊です。

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