プロフィール

きたあかり

Author:きたあかり
文芸書中心の読書日記です。
読書傾向はフリーエリアの円グラフを見てください。 サイトのご案内

フリーエリア
ひとこと掲示板
FC2カウンター
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

-----(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
06-18(土)

「ばらばら死体の夜」 桜庭一樹



2009年、秋。翌年6月から施行の改正貸金業法がもたらすのは、借金からの救済か、破滅か-四十過ぎの翻訳家、吉野解は貧乏学生の頃に下宿していた神保町の古書店「泪亭」の二階で謎の美女、白井沙漠と出会う。裕福な家庭に育った妻とは正反対の魅力に強く惹かれ、粗末な部屋で何度も体を重ねる。しかし、沙漠が解に借金を申し込んだことから「悲劇」の幕があがる-。


<感想> ★★★★☆

本書は桜庭一樹さんの最新刊です。 ラノベ、伝奇モノ、ユーモア系

さまざまなジャンルを手がける著者ですが、この作品は直木賞受賞

『私の男』に似たトーンで描かれています。 


さて、あらすじを読んだとき宮部みゆきさんの『火車』を連想しました

が、本書に社会派の要素は皆無です。 改正貸金業法や総量規制

などがきっかけになっていますが、むしろ借金に振り回される男女の

姿を容赦なく描くことに主眼が置かれています。


ミステリーとして読むなら弱いし、この社会問題に関してはそれとなく、

からくりのようなものに触れていますが、それ以上踏み込むことはあ

りません。 ただ、前段で申し上げた通り、金にがんじがらめになって

堕ちていく一組の男女を描く筆は力強くて、読み応えがあります。 


とにかく暗く重い作品ですが、それは著者の意図するところだと思い

ます。 しかし、前後の脈略なく出てくる『細うで繁盛記』にはニンマリ

しました。 そのあたりは読者サービスのひとつかもしれません。(笑)


『ばらばら死体の夜』スペシャルサイト(集英社)




関連記事
スポンサーサイト
 

Trackback

URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 

Comment


 

Re:「ばらばら死体の夜」 桜庭一樹(06/18)

こんにちは~♪
先日、私もやっと読むことが出来ましたf^^

細かいことを気にしちゃいけないでしょうか?
「私の男」のときも今回の「ばらばら…」も
謎は謎のままですよね…
男と母親の関係とか、いろいろ細かい所ね(笑)

あ~!!!
気になって仕方ないんですよ~><
謎は謎のまま、楽しまなきゃいけないのかな~f^^

 

くまさん555さん

おはようございます♪

>こんにちは~♪
>先日、私もやっと読むことが出来ましたf^^

>細かいことを気にしちゃいけないでしょうか?
>「私の男」のときも今回の「ばらばら…」も
>謎は謎のままですよね…
>男と母親の関係とか、いろいろ細かい所ね(笑)

そうですね!もうちょっと枚数増やして、そのあたりもきっちり描いてほしいですよね。 

>あ~!!!
>気になって仕方ないんですよ~><
>謎は謎のまま、楽しまなきゃいけないのかな~f^^

村上春樹さんの作品を読むと、しばしばそんな気分にさせられますよね。 そのあたりは読者に委ねるというのが定石なんだと思いますが、どうもモヤモヤしますよね。 

 
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。