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06-04(土)

「街の灯」 北村薫



昭和七年、士族出身の上流家庭・花村家にやってきた女性運転手別宮みつ子。令嬢の英子はサッカレーの『虚栄の市』のヒロインにちなみ、彼女をベッキーさんと呼ぶ。新聞に載った変死事件の謎を解く「虚栄の市」、英子の兄を悩ませる暗号の謎「銀座八丁」、映写会上映中の同席者の死を推理する「街の灯」の三篇を収録。



<感想> ★★★★☆

本書は北村薫さんのベッキーさんシリーズ第一作です。 ご存知

のとおり三作目(最終巻)の『鷺と雪』は第141回直木賞を受賞し

ています。


さて、北村薫ファンの方には大変申し訳ありませんが、ドロドロ系

が大好物の私としては北村薫さんの専売特許ともいえる日常の

謎ミステリーが物足りません。 このシリーズで直木賞を受賞した

時には、ミステリー色が皆無の『ひとがた流し』で受賞するべきだ

ったのではないか?などと思ったほどです。


そんな想いでシリーズ一作目を手に取ったわけですが、どうやら

私は間違っていたようです。(ファンのみなさんホントにすんまそん)なん

といっても本書が優れているのは舞台になる昭和初期の東京と

そこで暮らす人たち。 そして、主人公の家のお抱え運転手であ

る別宮(ベッキーさん)のキャラクター造形です。 


普段は忠実な運転手ですが、上流階級の属する主人公が貧しい

人たちの暮らしを垣間見て可哀想だと嘆くシーンで、それは傲慢

だと返すベッキーさん。 そのあたりはかなりハードボイルドしてい

るように感じました。 


一作目ではまったく正体不明のベッキーさんですが、これから少し

ずつ正体が明らかになっていくと思うとワクワクします。 さらに時

代は戦争の暗い影が差してくるわけで、これだけ魅力的なパーツ

を組み合わせた物語の最終章を期待せずにはいられません。 


二作目はこちら↓

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