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05-21(土)

「苦役列車」 西村賢太



友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めに、その日暮らしの港湾労働で生計を立てている十九歳の貫太。或る日彼の生活に変化が訪れたが…。こんな生活とも云えぬような生活は、一体いつまで続くのであろうか-。昭和の終わりの青春に渦巻く孤独と窮乏、労働と因業を渾身の筆で描き尽くす表題作と「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を収録。第144回芥川賞受賞。


<感想> ★★★★☆

申し上げるまでもなく本書は今回(144回)の芥川賞受賞作です。

さて、純文学で私小説。 そして、やたらと重い作品をイメージさ

せるあらすじ。 さぞ暗い作品なんだろうな・・・と思って読み始

めましたが、殊の外読みやすい作品でした。 


中卒でその日暮らしの日雇い労働者である主人公はそのまま著

者の姿でもあるわけですが、ある程度キャラクター化された主人公

の言動はどこかユーモラスでもあります。 あちこちで感想を拝見

していたら「寅さんっぽい」と仰っている方がいらっしゃいましたが、

当たらずしも遠からずといったところです。


著者の経歴から中年フリーターの星だとか、ワーキングプア、ニ

ートという言葉で括られる向きもあるようですが、それはちょっと違

うような気がします。 私自身、著者と同世代で同じ時代を生きて

きたし、似たような生活を送っている友人がいますが、そこには潔

さや破天荒という名の強さがあるような気がします。 


文章に関して言えば、意図的に古い言葉を使う一方で新しい言葉

も差し挟んでいます。 そのあたりも面白いんですが、やたらと長

いセンテンスを用いる文章もある意味で新鮮です。 


最後に貼り付けた動画の中で稲垣吾郎さんと小島慶子(元局アナ)

さん。 そして西村さん自身が本書を朗読するシーンがあります。 

稲垣さんはもちろん、喋りのプロである小島さんまでもが読みにくそ

うにしているのに対して、西村さんは啖呵売のような口調でいっき

に読んでいます。 まぁ~自分の書いた文章だから・・・というのもあ

りますが、そこが西村節というやつかもしれません。


ご注意↓関東ローカルで放映されている深夜枠の番組です。
      
      深夜枠であることを踏まえてご覧ください。











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Comment


 

Re:「苦役列車」 西村賢太(05/21)

おはようございます。
西村さん、味のある方ですね~(笑)
作品はまだ読んでいませんが、そそられてきました(^^)

 

hamutanさん

おはようございます♪

>おはようございます。

亀レスすんまそん。

>西村さん、味のある方ですね~(笑)
>作品はまだ読んでいませんが、そそられてきました(^^)

サービス精神を発揮しているのか、これがご本人の素なのか判断がつきませんが、SMAPにあんなコトを聞けるのは西村さんだけだと思います。(笑)

 
 
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