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05-08(日)

「母ーオモニ」 姜尚中




お前とふたりだけの話ばしたかったとたい-。ある日、わたしに届いた母の声のテープが、日本全体が貧しく、家族同士の体温が熱かったあの時代の記憶を呼び覚ます-。『悩む力』から二年ぶり、著者初の自伝的小説。



<感想> ★★★★☆

本書の著者である姜尚中さんを初めて見たのは「朝まで生テレビ」

だと思います。 とにかく出演者が怒鳴りまくるのがウリの番組の

中にあって、物静かにボソボソと自説を展開するさまが印象的で、

独特の存在感がありました。


さて、本書はそんな在日コリアン二世の姜尚中さんが自分のお母

さんについて書いた自伝的な小説です。 この作品に関して姜尚

中さんはインタビューで次のように答えています。


母は文字を読めませんでしたから、文字情報を一切、

残していないんです。 日記もなければ、手紙もない。

つまり、自分の痕跡を残せなかった。 それだけに、い

ま、母のことを書いておかなければという気持ちになっ

たのです。



かなり話題になっていたのでお読みになった方も多いと思います

が、決して派手な作品ではありません。 在日コリアン二世の作

家が親を描いた作品といえば梁石日さんの『血と骨』が思い浮か

びますが、それと比較するならとてもジミで、お世辞にも巧い小説

とは言えません。 


ただ、それだからこそ作り物ではない在日一世の苦労や母(オモ

ニ)に寄せる強い想いがストレートに伝わってくるような気がしま

す。 


みなさんの感想(読書メーター)

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Comment


 

発売された頃に

読みました。

熊本人としては馴染みのある地名が随所随所にちりばめられていて、とても親近感が湧きました。

小説としての出来というよりは、
残しておかなければならないメッセージ性が
前面に出た作品だったかな、という印象です。

 

カオりさん

こんばんはぁ~♪

>読みました。

>熊本人としては馴染みのある地名が随所随所にちりばめられていて、とても親近感が湧きました。

具体的な地名がいくつかでてきますよね。 私も水前寺公園に行ったことがあります。 熊本市内にはやたらと大きなバスターミナルがあった記憶が・・。

>小説としての出来というよりは、
>残しておかなければならないメッセージ性が
>前面に出た作品だったかな、という印象です。

おっしゃる通りだと思います。
面白い小説を書くのではなく、姜さんは純粋にお母さんが生きた証を残したかったんでしょうね。

 
 
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