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03-19(土)

「へび女房」 蜂谷涼



商家から武家へ嫁いで楽をするはずだったのに、甲斐性なしの亭主殿のせいで、自ら的屋となって一家を支えた女。大名の姫君から一転、芸者として身をたてた女。髪結いの見習いから、お雇い外国人のもとに嫁入りした女…。激動の維新を乗り越え、幕末から明治を生きた女たちの奮闘を、情緒あふれる語り口で描いた全四篇。


<感想> ★★★★☆

えっ!?ホラー?時代小説??というタイトルにひかれて読んでみ

ました。 奥さんがヘビみたいな女なのか?鶴の恩返しみたいな展

開で奥さんの正体がヘビだったのか? う~ん。 どちらも単体だけ

でも十分オソロシイ気もするんですが・・・・・・・・・。


さて、本書は幕末から明治までの波乱の時代を生きた女性たちを

描いた短編集です。 連作色はそれほど濃くはありませんが、登場

人物が微妙にリンクするので一作目から順番に読むのが基本です。

 
この時代を舞台にした作品は数限りなくあるわけですが、その多く

は男性を中心に描かれています。 女性。 特に市井に生きる庶

民を素材にしたものはそれほど多くないように思います。


表題作は没落した武家の奥さんである主人公が、ヘビの皮を膏薬

として販売しながら一家を立て直していく話。 維新を嘆き何もしよ

うとしない完全失業中の夫。 プライドだけは高い姑。 


明日食べるものさえない状態から状況を変えていく過程や息子の嫁

問題などを、ほろりとさせる人情を交えながら語る手法は江戸を舞

台にした時代小説のそれですが、そこに新しい価値観とのせめぎあ

いのようなものが加わっています。 


二作目以降は現代小説風なエンタメ要素も盛り込まれているので、

時代小説がそれほど得意ではない私でも十分楽しめました。

念のため申し添えておきますが、ホラー要素は皆無です。(笑)


蜂谷涼さん初読みでしたが、ハマりそうな予感が・・・・・。


作家の読書道 第110回:蜂谷涼さん

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