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02-25(金)

「とんび」 重松清


つらいときは、ここに帰ってくればいい。昭和37年、ヤスさん28歳の秋、長男アキラが生まれた。愛妻・美佐子さんと、我が子の成長を見守る日々は、幼い頃に親と離別したヤスさんにとって、ようやく手に入れた「家族」のぬくもりだった。しかし、その幸福は、突然の悲劇によって打ち砕かれてしまう―。我が子の幸せだけを願いながら悪戦苦闘する父親の、喜びと哀しみを丹念に描き上げた、重松清渾身の長編小説。


<感想> ★★★☆☆

私はいわゆる泣かせ系の小説が苦手です。

それ自体を否定するつもりはさらさらありませんが、泣かせどころに

くるとついつい身構えてしまいます。 地震を体験する起震車という

のがありますが、それに乗せられたのと似た感覚を味わってしまうか

らだと思います。


さて、本書は泣かせ系の本家本元、重松清さんの作品です。

昭和30年代後半から昭和の終焉までを舞台にした父子の物語です

が、それ以上に彼らの周囲を生きている人々を丁寧に描いた人情系

のドラマでもあります。


オッサン読者であれば父親であるヤスさんの立場で読んでもいいわけ

ですが、昭和37年生まれである息子のアキラと同世代ならば息子の

立場で読みすすめると、自分が過ごした子供時代を客観的に振り返

ることができます。 親はもちろんですが、近所に住んでいたオッサン

やオバサンのことを思い出して懐かしい気分にさせられます。


さらに本書を客観的に読むとするなら、戦争や貧しさから自分の父母

を知らない世代の人達が、どのように自分の家族を創っていったのか?

が第二の柱になっているような気がします。 
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