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02-19(土)

「愛しの座敷わらし」 荻原浩




生まれてすぐに家族になるわけじゃない。一緒にいるから、家族になるのだ。東京から田舎に引っ越した一家が、座敷わらしとの出会いを機に家族の絆を取り戻してゆく、ささやかな希望と再生の物語。朝日新聞好評連載、待望の単行本化!



<感想> ★★★★☆

荻原浩さんといえば若年性のアルツハイマーを描いた『明日の記憶』

がすごく印象に残っていますが、作品を手にとるのは久しぶりです。  


さて、本書に関しては直木賞にノミネートされた時から気になっていま

したが、その分厚さ(450頁弱)に腰が引けていました。 どうしたら座敷

わらしをネタにこれだけ長い作品を描くことができるのか?期待と不安

が相半ばするというやつです。


結果から言うなら、本書はメインキャラクターである5人の家族が順番に

語り手となっているので、これだけの頁数を要しています。 父・母・長

女・長男・姑。 それぞれに悩みや問題を抱えていますが、家でも会社

でも空回りしている父親をユーモアたっぷりに描いているので、ほんわ

か気分で読み進めことができます。 


座敷わらしがきっかけになって家族の絆が強まり、それぞれが問題を

クリアしていくという設定は、座敷わらしを他のもの変えればハリウッド

映画にありがちな展開だなぁ~とは思いますが、頁数が残り少なくな

ると、この座敷わらし話をどのようにおとすのかが気にかかって頁を

めくる手がとまりません。 特にラスト間近の急展開に唖然とさせられ

ます。 


えっ!そんなカタチで終わりにしちまうのかよ?と思った最後の一行。 

この一行が最高に巧いです。 この一行に敬意を表して★をひとつ

プラスしておきます。

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